◆スポーツフロア床工事事例|鋼製支持脚設置◆
暖かい日も少しづつ増えてきた。
春も近づいてきた日、床職人チームは、体育館のステージとアリーナの大プロジェクトに挑む!
彼らが行う施工は鋼製床下地とスポーツフロアのフローリング施工。
さあ、汗とビスが飛び交う大奮闘記の始まりだ!
はじめに、基準となる墨を出す。
超頑丈なコンクリートと鋼製束がガッチリ固定された土台の上に、大引を乗せていく!
この大引を束の受けへと差し込む。
そして、ここからが大切。大引を完全な水平に仕上げるため、鋼製束の高さを調整!
自前の工具を使う「ガガガガガ」「よし、これで水平になったぞ!」
さて、左下の写真に映る鋼製束は、アリーナの床高に合わせて、低めな仕上がりにできる。
一方、右下の写真はステージとしての高さが確保できる鋼製束だ。
◆アリーナの床高について◆
アリーナは高さが低くなっている 30㎝程度だ
一方、アリーナの床はステージとは全く異なるコンセプトで設計されている。
たった30センチの低さ。
ただ、高さは低いものの、安定感と耐久性はピカイチ。
激しい運動や熱く燃え滾る試合の衝撃も、しっかりと吸収してくれる頼もしさがここにある。
見た目の控えめさとは裏腹に、内に秘めたパワーでアリーナ全体に息吹を与えるのだ。
◆大引と根太施工◆
支持脚の設置が終わると、次に控えているのは大引と根太の施工。
ここは、床の骨格を作る大事な工程で、人の骨組みくらい大事な役割を担っている?
大引は「俺がこの床の基礎だ」と堂々と主張し、根太は「そいつに寄り添って、完璧なバランスを実現するぜ!」と意気込みながら、絶妙な位置関係を保ちつつ、しっかりと施工が進められる。
◆針葉樹合板捨て貼り◆
全ての鋼製根太の設置が完了したら、下地となる針葉樹合板を貼っていく。
これを、ご存知の通り「捨て貼り」という!
職人たちは「こんな広いフィールドに、何枚のコンパネが必要なんだ!?」と積まれている合板を見ている。「捨て貼り」といっても、捨てるわけではない。
名前だけで、この工程は、一枚一枚を床なりの原因にならないように配置し、無駄なく隙間なく張り巡らせる。広さに圧倒されつつも、職人たちはその作業を淡々とこなす。
◆点検口・換気口設置◆
捨貼りで登場するのは、知る人ぞ知る「ビス揉み専用工具」!
従来のようにビスを手で押さえ、ドライバーで揉んでいく時代は、この工具の登場と共に終わった。
ボタンをポチっと押して体重をかければ、ビスが自然と先端のビットにハマり、自動で出てくるという画期的な仕組みだ。
当時、職人たちは「もう、ビスを一つひとつを手に持つ必要がないなんて」と感動し、その操作性の良さに興奮したものだ。
これで手間も激減し、作業は一層効率的に、そしてリズムの乗るとなんとも楽しい工程になるのだ。
そして、見逃してはならないのが点検口用の下地加工作業。
いざという時に点検するために入り口、それが点検口だ。
将来のメンテナンスがスムーズに行えるように、取り付ける意味合いもある。
職長は「昔はここにタバコの吸い殻が落ちていたものだ」と懐かしんでいた。
◆大型積層フローリング普通張り◆
フローリング施工に突入する。
広大な床面に、一枚一枚、丁寧にフローリングを張り付けるその作業は、終わりの見えない作業に感じる。
気が遠くなるほどの根気が要求される体育館の床工事。
輝く舞台として、そして未来の選手のために想いを込めてつくった、フロアはまさに床職人の魂といっても過言ではない。
職人たちは今日も笑顔と情熱を胸に、夢の舞台を創り出すため、日々奮闘し続けるのであった。