「さて、今日の現場は統合中学校!」
 朝の空気を吸い込みながら、缶コーヒーを飲みながら、現場に到着。
 これまでの数々の現場を乗り越えてきたが、今回は久しぶりの大型案件!3000㎡超えのフローリング張りだ。「おお……広い! こりゃあ張り甲斐があるな!」
 見渡せば、教室、特殊教室、廊下、体育館まで、すべてが新築ピカピカの空間。先日までに別チームで床下地まで完成している。
 今日から、俺たちがフローリングを張ることで、新しい学校の完成に一歩近づく。
 「気合い入れて張るぞ!」そこに床がある限り!

先日までに床下地工事は完了している。
 今日からはフローリング張り!「おぉ~、いいフローリングだな……美しい!」
 樹種はカバ材、
 ナチュラルな木目、落ち着いた色合い、そして温かみのある風合いが特徴だ!
 これを一枚一枚、丁寧に張っていく。
 トントン、トントン(フローリングをはめる音)パシュッ、パシュッ(釘を打つ音)!
 トントン、トントン、パシュッ、パシュッ!
 トントン、トントン、パシュッ、パシュッ!
 職人たちがリズムよく、どんどん張り進めていく。
 フローリングの音が鳴り響き、教室に新たな命が吹き込まれていく。

「……できた!!!」
 張り終えたフローリングを見渡すと、ナチュラルなカバの木目が美しく広がっている。
 「壁も床も木をふんだんに使ってる……これは落ち着くな!」
 生徒たちがこの床の上で勉強し、走り回り、未来へと羽ばたいていく……そう考えると、胸が熱くなる。
 「さて、今日はここまでだな!」
 道具を片付け、帰路につく。
 「生徒たちがこの床で学ぶ日が楽しみだ!」
 床職人たちの施工に、終わりはない——!現場が続く限り!


































