(完)床職人奮闘記!従業員の休憩室をつくりたい!床を嵩上げゾーニングで10万円台で施工!

「さて、今日も置床だ!」と現場に向かう朝。
道具と材料を積み込んだトラックの荷台は、もうすでに現場モードだ。
置床ってやつは、普通の床工事よりちょっとワクワクする。
なぜって、ただ板を張るんじゃなくて、“仕組み”を組み立てていくから。
まるで秘密基地を作ってるみたいな感覚だ。
現場に着くと、コンクリートむき出しの空間が待っている。
この無骨なスラブが、数時間後にはしっかりした床に変わる…そう思うだけで、もうテンションが上がる。
さあ、今日も一から組み上げていくぞ!

置床の誕生物語・昭和のマンションから始まった

実はこの置床、ルーツは1960年代のマンション建築にある。
当時の床は、コンクリートに直接クッションカーペットを貼るのが普通。
今じゃ考えられないけど、配管はコンクリートに埋め込み式。
交換や修理はほぼ不可能だった。
さらに角材(根太)が経年で劣化して、きしむ・沈むなんてトラブルも日常茶飯事。
そこで登場したのが、角材を使わず、高さを調整できる支持脚で床を浮かせる新しい構造。
1968年、建築会社の依頼で万協フロアが作り上げたのが、今の「乾式二重床」の原型だ。
まさに昭和が生んだ建築革命。

これが今回使う支持脚だ!

今日使うのは、高さ約200ミリの支持脚。
現場で見ると、意外とゴツい。
まるでプラモデルのロボットの足のパーツみたいで、並べていくと、気合がはいる。
この脚の上にパーティクルボード、さらに合板12ミリが乗ると、ガッチリした床になる。
支持脚の間隔や高さをミリ単位で調整しながら設置していく作業は、精密な組み立てだ。
パチンと脚が固定される感触と、「カツン」と響く音が気持ちいい。
こうして“床の骨組み”が組み上がっていく瞬間は、何度やっても満足感がある。

二重床はこんなところで活躍している

二重床は、実は街のあちこちで活躍中。
高層マンションはもちろん、テナントビル、大型商業施設、病院、体育館、ダンスフロア…あらゆる場所で見かける。
いや、見かけるというより、普段は“見えないところで支えている”のが正しい。
そこに配線や配管を通せるのが強み。
電気や水道のルートを変えるときも床をバラせばすぐにアクセスできる。
つまり二重床は、“現代建築の裏方ヒーロー”。
派手じゃないが、なくては困る存在なのだ。

実は注文住宅でも使われることがある

二重床って商業施設向けのイメージがあるけど、実は注文住宅でも採用されることもある。
一般住宅で昔から多いのは在来工法。
地面から床を持ち上げ、床下に空間をつくることで湿気や冷気を防ぐ、日本の知恵の結晶だ。
畳の上に布団を敷いて寝る文化も、この床下空間があったから快適に過ごせた。
二重床は、この“日本式の床上げ文化”を現代風に進化させた存在と言える。
配線や断熱材を仕込みながら、しっかり強度を出せるから、住まいの可能性が広がる。

二重床工法のメリット

この工法の大きなメリットは、まず施工スピード。
支持脚を並べ、ボードを乗せれば、あっという間に歩ける床ができる。
そしてもうひとつ、専門の床職人が対応できる点。
大工さんが他の工事に集中できるので、限られた人員を有効活用できる。
今のように人手不足が叫ばれる時代には、この“役割分担”がかなり効いてくる。
つまり二重床は、現場全体の段取りをスマートにする“チームプレー型工法”なのだ。

パーティクルボードの設置完了、次は捨て貼りだ!

支持脚を組み終えたら、いよいよパーティクルボードを敷いていく。
ボードを置くたびに「ドンッ」と鈍い音が響き、床面がどんどん形になっていく。
この瞬間、無機質だったコンクリート空間が“人が過ごせる場所”に変わっていくのを肌で感じる。
そして次は捨て貼り。
これで最終仕上げの下地が整い、後は仕上げ材を貼るだけ。
現場の空気が「ゴールが見えてきたぞ!」って感じに変わる。

完了!明日も置床工事へ

すべての作業を終えて工具を片付けると、さっきまでガランとしていた場所にしっかりとした床が広がっている。
歩いてみると、グラつきもなく、足音が心地よく響く。
「よし、今日もいい仕事をしたな!」と心の中でガッツポーズ。
帰り道はコンビニに寄って、キンキンに冷えたビールをゲット。
明日もまた、新しい現場が俺を待っている床職人奮闘記、つづく!

 

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