本日から置床工事に入ります。
置床・乾式二重床工事はご存じの通り、床の下地の工事になります。
コンクリートスラブに不陸や段差があっても、この工事であれば難なく仕上がりの床を水平にしてしまう優れた床材なんです。
指示脚とパネルだけで構成されているので、パッと見では単純ですが、実に施工性がいいんです。
これこそが”シンプルイズベスト”を地で行くような建材です。調整はドライバーで回すだけ、これだけで高い水平性度が出るんです。転ばし根太や一般的な根太組の構造では、束を水平にするだけでも大変です。職人の手の早さにもよりますが3倍以上は違ってくるでしょう。
床下地 | 置床工事 | 根太組 |
1日あたりの平米数 | 20㎡~50㎡ | 5㎡~10㎡ |
使用建材 | 際根太・支持脚・パーティクルボードなど | 束・木材・コンパネなど |
写真は、現場調査時のものです。床の仕上がり天端を計ることで、必要となる支持脚の高さを確認します。
また床先行なのか壁先行なのか、補強は必要なのかで支持脚の数も変わってきます。段差ができるのであれば、支持脚の調整幅の違うものを用意します。また、この時に、パーティクルボードの置き場も確認していきます。一枚だけでも15㎏~20㎏近くあるので、枚数があればあるほど、一か所の置くことはできません。
施工に入ります。左上の写真は壁際にぐるっと際根太を回しているようすです。
基本的に際は、際根太を使います。
続いて、支持脚と共にパーティクルボードを敷き詰めていきます。
今回は、冬場に床下からの寒さが入ってこないように、そして暖房の熱が床下に逃げないように、断熱材をパーティクルボードの裏面に打っていきます。
その後、床下収納とを設置する箇所に穴あけ加工をして、フローリングを貼っていきます。
フローリングは、あて木をして、サネが割れたりするのを防ぎます。これをしないと、フローリングに凹みをつくってしまったりサネが壊れてしまう事があります。
フローリングを全ての場所に張ったら完了です。
寮や、商業施設、文教施設、集合住宅の床工事・乾式二重床工事・フローリング張り工事でご相談がありましたら、弊社の工事担当にお問い合わせください。床下地の施工の事や材料、仕上げ材まで、お答えいたします。