~フロアを区切れ!床職人奮闘記~
電話が鳴る…「トゥルルルル」「ガシャ」
私:「お世話さまです」
店舗設計さま:「また、床工事お願いしたいんだけど。4月にマッサージ店やるんだけど出来そう?」
美容室を経営するNさま、新たな挑戦としてネイルサロンを立ち上げるとのこと!
しかし、ここで出たお悩みが…
店舗設計さま:「重たい機器もたくさん使うんで、それに対応できる床にしてくれる!」
私:「はいっ!お任せください!今回も、置床・乾式二重床でしっかり施工いたします!」
サロン内には給排水の配管を通す必要があるため、全体的に床の嵩上げが必要でした。
また、施術スペースや待合スペースなどを部分的に分けるため、床の高さも調整!
実は、同じ空間でも床の高さを変えるだけで、自然とゾーニング(空間の区切り)ができるんです!
リラックス空間 × 機能性 を両立した、サロンの床づくり。
それでは、置床・乾式二重床の施工事例をご覧ください!
床のかさ上げが容易「置床・乾式二重床」
新たに開業するサロン室さまのために、設備を設置しやすいよう床の嵩上げ工事を行いました!
今回の施工現場はスケルトン状態のテナント。
ここに置床・乾式二重床を施工し、しっかりとした基盤を作ります。
そして、今回は床先行方式を採用。
事前に間仕切りの場所を確認し、施工に取りかかります!
実は…! かつては床先行工法が主流でしたが、最近は壁先行工法の方が増えているんです。
でも、どちらも一長一短があり、現場の状況や工事の進め方によって適した方法を選ぶのが重要なんです
ここで大切なのは… 「床先行工法用の、施工方法をしっかり順守すること!」
一つの工程ミスが、後々の施工に響いてくるので、慎重かつ確実に作業を進めていきます

施工前の床の状態です。ここにパーティクルボードと支持脚を設置していきます。
レベル調整での注意「接着前の確認」
まずは施工の第一歩! 際根太を先行して取り付け、高さをしっかり調整。
その後、パーティクルボードと支持脚を床面に並べ、適切な高さに調整していきます。
この時、パーティクルボードと支持脚はビスでガッチリ固定!
これで、支持脚がズレる心配はナシ!
さらに、ボード同士の間に20mmの隙間を確保!
この隙間、実はただの空間ではなく、後で調整ボルトにドライバーを入れるための大切なスペースなんです。
ただし… 支持脚とパーティクルボードがしっかり噛み合わないまま固定してしまうと、床鳴りの原因に! 床の下で「ギシギシ…」なんて音がしたら、気になって仕事どころじゃありませんよね。
職人さんによって施工スタイルはさまざま!
- すべて張り込んでから、一気にレベル調整する派
- 1枚ずつ丁寧に調整していく派
どちらのやり方でもOKですが、最終的に床のレベルが完璧なら、それが正解!
そして、ここが施工の最大の山場…
支持ボルトの調整穴に接着剤を注入!
こうすることで、床が完全にロックされ、びくともしない頑丈な仕上がりに。
…が、ここで問題。
接着剤を流し込んだら、もう後戻りはできません!
もしレベルにミスがあったら…? 修正するには、ビスを外し、支持脚を交換するしかない 💦
つまり… 「慎重さと確認が大切!」 なんです。

置床は他の床組と比べ段差を設けることが容易です。自由度の高い施工が可能です。
置床下地と木組下地の施工性の違い
今回の施工、写真のように、一部分だけ高さを変えました。
でも、これがサクッとできちゃうのが置床システムのスゴいところ!
もし、これを木組み床でやろうとしたら…
大引・根太を細かく加工…
仕上げまでの調整に時間がかかり…
結果、工期が大幅に伸びる…
その点、置床ならユニット化されたシステムなので、施工性バツグン!
高さ調整もスムーズ! 工期も短い!
これだけ建築現場にメリットがあるなら、もう一言言いたいですね…
「置床システムの発明者さま、本当にありがとうございます!!」

捨て貼りをしていきます。この上に仕上げを行うことで強度の高い床になります。
ここまでの工程を経て、ついに仕上げの床材を貼る前の下地づくり最終章!
まずは捨て貼りをして、隙間をしっかり塞いでいきます。
ここで大事なのが… ジョイントの重なりを避けて割り付けること!
もし重なってしまうと、仕上がったときに床の強度が落ちたり、浮きや歪みの原因になるんです。
さらに、捨て貼り合板を張るときはパーティクルボードと直交方向に配置!
これは、床全体の強度をアップさせるための鉄則です!

コンパネをくぎ打ち機で釘を打ち止めていきます。
現場に響く、心地よい捨て貼りの音…
「パン!パン!」
ついに完成です!
床がフラットに、そして美しく整いました。
仕上がりを見ると達成感がジワジワと沸いてきます。
Kさま、いつもご信頼いただき、本当にありがとうございます!
置床をはじめ、床工事のご相談、心よりお待ちしております!