みなさんこんにちは!床職人歴25年の床工事アドバイザーのヒロです。建築工事に携わっている方ならご存知だと思いますが、パーティクルボードって重いですよね!先日も1200枚の荷揚げをしてきました。実は、建材の運搬や荷揚げはただ行うわけではありません。本日は、荷揚げのことをブログにしましたのご覧ください。
置床・乾式二重床システムをこれから現場で使っていきたい。従来の木組み下地から置床システムに変えていきたい。そんな方も少なからず居ると思います。この置床システム工期短縮やコスト削減にも繋がります。ただ荷揚げや施工時に注意しなければならない事があります。弊社の施工事例では、そんな事も載せています。
宿泊施設さまの置床|パーティクルボードの重さってなんkgなのか?
今回、ご紹介する現場はホテルの新築工事による置床施工になります。
まずは、パーティクルボードと支持脚の搬入をするのですが、これが以外と重いんです。今回使う20mm厚のパーチですが1枚あたり、約16kg以上あります。
ちなみに、その他のパーチの重さは
厚み | サイズ | 重量 |
20mm | 600*1820 | 約16.5kg |
25mm | 600*1820 | 約18kg |
弊社では、関東甲信越地域で床工事を依頼されることがあるんですが、こんな時に地域地域の荷揚げやさんを知っていればな・・弊社の基準で床の施工をしてくれる職人さんがいればな・・とか、施工のサポートしてくれる派遣やさんを知っていればな・・とか思うわけです。
あっ、もちろん弊社の施工を手伝ってくれる職人さんや請け負ってくれる職人さんも募集しています。お問い合わせください。
さて、現場は軽井沢なんですが、実はこれが有名中の有名ホテルなんです・・
ただ工期が急すぎて依頼を受けてから、な・なんと・・・来週からやってくれっていって言われたんでビックリしました‼
はじめは、1ヵ月後くらいだよって言われていたので、3週間以上前倒しになります。ここで、稼働するのが我々、現場管理です。なんとほぼ、職人あがりでパンクしそうになると現場出勤命令がでるんです!そして、施工を行いながら、あちこちに散らばっている職人さんの中で、ペースが順調な現場を探しだして応援してもらうんです。
ただ、この時ばかりは急だったので、私も1週間以上通いました。だから、体も筋肉痛で・・・あっ、先述したように、置床職人を募集しています。あまり空きがなくて断ってしまうので問合せしずらいって職人さんでも大丈夫ですよ。声を掛けさせてもらうだけでもありがたいんです!
いつもなら、慣れてきた時には職人さんの段取りが済んだよーって連絡がくるんですが、中々、予定できなかったのか大変でした。
パーティクルボード及び支持脚・制振マットの荷揚げ
荷揚げは1度レッカーでスパンに仮置きして、室内へと運んでいきます。1部屋ごとに分けて置いていきます。この時、1場所にまとめて置くのは、あまりよくありません。先ほども書きましたが、1枚の重さが16kg以上もあるので、100枚あれば、それだけで1600kgにもなるんです。パーチは1枚約、1㎡です。例えばマンション1室が50㎡あれば、材料の加工もあるので50枚以上必要になります。1フロアに6室あれば、300枚以上必要になり、5t近くになります。この荷重を1箇所に掛けてしまうのは危険ですよね。だから出来たら間分けして置いていきたいんです。また、それだけ重量もあるので運ぶ時にも注意が必要です。
置床・乾式二重床施工
まずは、際根太を設置してパーティクルボードの高さを調整していきます。ドライバーやインパクトを使い、回して調整します。
こうやって、ひとつ一つの支持脚を調整していきます。レーザーを使うことで高さ調整が容易に行うことができます。
置床・乾式二重床施工後、制振マット施工
パーティクルボードの設置と支持脚の高さ調整が終わった後に、制振マットを敷いていきます。制振マットは、遮音性を更に高めることができます。
そのため、音に対して特に気を使うような旅行者向けのホテルなどで採用される傾向があります。
防振マット施工後・捨て貼り施工
制振マットの施工後、針葉樹の12mmを貼っていきます。
置床・乾式二重床施工完成
捨て貼りを全て行って完成です。置床工事のご依頼ありがとうございました。