鋼製床下地施工事例|スロープ設置
鋼製床下地は高い耐久性と耐荷重を持つ床下地です。
置床や乾式二重床とは違い、特に強度が必要な場所で採用されています。
例えば、スポーツ施設や商業施設、文教施設や福祉施設など様々なケースで使われているんです。
本日は、そんな鋼製床下時の施工事例。強度を求められる商業施設に床の嵩上げとスロープを設置しました。
スロープを設置して導線を確保したい時にも、鋼製下地や置床・乾式二重床は有効です。
木下地で組むのと比べ、高さの調整域が違う支持脚をいくつか設置することでスロープの勾配を容易に作り出すことができるからです。
もう、この部材を使うと木下地でのスロープづくりは、「やりたくない」という気持ちになります。まぁそうはいっても必要であれば施工しますが・・言いたいことは、それだけ便利なんだということです。
鋼製床下地施工事例|支持脚レベル調整及び大引き設置・スロープ部根太設置
これだけの配管をかわし、スロープを設置する、やっぱり鋼製下地や置床の優れた構造に頼れるからです。
ただ、配管の床への這わせ方で、支持脚の設置個所と、どうしても重なってしまう時があります。
そういった時には工夫が必要になります。これは文章では表現しにくいですが、多くの現場を経験しているからこそ、様々な床材を知っているからこそ、そこに紐づいた発想だと思います。
以前も、焼肉屋さんの床下排気の現場でベテラン職人さんに助けられた事があります。
難しい現場は、一昔前はやりたくなかったのですが、今では自分にとって工夫、アイデアを与えられる成長の場と捉える事ができるようになりました。
どうでしょう?大引と根太を普通に設置するだけでスロープができました。
凄くありませんか?
同じ高さの床をつくるだけでは、この発想はできなかったでしょう。単純のようですが、私的には凄いことだと思います。
鋼製床下地施工事例|根太ビス留め及びスロープ部合板張り
最後に、合板を捨て貼りしていき感性です。
鋼製床下地、合板捨て貼りのご依頼ありがとうございました。