今回の施工は体育館のアリーナとステージの鋼製床下地!
「さぁ、今日も床を作るぞー!」
体育館のアリーナとステージの鋼製床下地工事が始まった。熱き現場の幕開けだ!
決して1日じゃ終わらない…1週間はかかるだろう!
ここで鋼製床下地とは何かお伝えしよう!
普通の床下地が「一般人」なら、鋼製床下地はムキムキのボディビルダーといったとこ。
体育館や複合施設、学校など、ハードな環境でガンガン使われてもビクともしない最強の床下地なのだ!
しかも、こいつのすごいところは、どんな環境にも対応できること。普通の置床じゃ無理な場所でも、こいつなら「俺に任せろ!」とばかりにしっかり床を支えてくれる。まさに頼れる兄貴!
想像してみてほしい、あの背の高い選手が、バスケのリングに目掛けてジャンプする姿を!
ダンクシュートも、バレーでの強烈なスパイクも、鋼製床下地なら問題なし!
「えっ、こんなに激しくジャンプしても大丈夫?」
「大丈夫」なぜなら、この床は衝撃をしっかり吸収してくれるから! 足腰への負担を軽減し、ケガのリスクも減る。つまり、アスリートの味方!
まさに、「耐えてみせるぜ、お前たちの青春を!」
と、床が言ってる(気がする)
俺たちは、こうして今日も、未来のアスリートたちのために、オリンピアのために鋼製床下地を仕上げていくのだ!
「まずはステージの下地から!」
ここは特別な空間だ。
体育館の中でも、ひときわ高くそびえる場所。
なぜステージは高いのか?
それは、観客にしっかりと見てもらうため。
そして、ここにはグランドピアノが鎮座する運命にある。
「なぜ、グランドピアノ?」
誰もが一度は考えたことがある疑問。でも、これはもう体育館ステージの三種の神器のひとつだろう!
1.謎のカーテン
2.ホコリっぽい緞帳(どんちょう)
3.そしてグランドピアノ!
もはや自分にとっては「ステージに必ず存在する置物」みたいなイメージになっている。そなぜか必ずある。れは和室に花瓶があるくらいの感覚だ!
たまに鍵盤のフタが閉まらなくてガタガタしてるのもお約束。
「ピアノって」そう、めちゃくちゃ重い。
だからステージの床は丈夫にしないといけないんだ。決して、気合いや根性では支えられない。
「当たり前じゃん」と言われればそれまでだが、ピアノの重みを受け止める床を作るのは、俺たちの大事な仕事。
「ここに、文化と感動の舞台を作るんだ!」
鋼製床下地の大引(おおびき)と根太(ねだ)を並べて、しっかりとした土台を組む。
ステージの上では、ピアノだけじゃない。
演劇、卒業式、合唱コンクール、無限の物語が生まれていくのだろう。だからこそ、手を抜くわけにはいかない。
もちろんアリーナも…
「さて、次はアリーナ……広っっ!!」
広い。とにかく広い。
毎回思うけど、この広さ、誰が考えたんだ? ステージの集中作業から解放されたと思いきや、今度は地平線が見えるほどの大広間。
「こんな広さ、誰が施工……」と思ったら、もちろん俺たちだ。
よし、計算するぞ!
「大引ピッチ909! 根太ピッチ303!」
……ん? つまり何本いるんだ??
職人A:「計算、お願いしまーす!」
職人B:「電卓どこいったー!」
職人C:「いや、ここは暗算でいこう!」
結果、全員で数える。指で。
「えーっと、1本、2本……あれ? どこまで数えた?」
計算しながら雑念が沸きあがる。
ここで行われるのはバスケ? バレー? 剣道? いや、時には全校集会、時には避難所、地域のイベント…。ただの床じゃない、人が集まり、人生のワンシーンを刻む場所。
職人A「おい、合板捨て貼りだ!」
その声で我に返る!
捨て貼りってなんだ?って思う方もいると思うのでお伝えしよう。
下地となる合板を張っていく仕事のこと、名前に惑わされちゃいけない。
これも大事な工程。合板を貼ることで、床の強度を上げる。決して「捨てる」わけじゃない。
「よし、仕上げるぞ!」
すべての工程を終え、広がる鋼製床下地。
まだ上に仕上げ材は貼られていないが、この土台があるからこそ、安心して使える空間になる。
「今日もいい仕事したな!」
ステージではピアノが響き、アリーナではボールが跳ねる。俺たちが作ったこの床が、何年、何十年と未来を支える。みんな輝けっ!