優れた床システム・置床・乾式二重床
マンションや一部のアパートでは、コンクリートで建てられています。人が住むので、水道管や排水管、ガス管や電気配線など様々なインフラ設備が必要になります。そのため床を組んでいく時には邪魔にならないようにしなければなりません。そこで、考えられたのが、この二重床です。写真をご覧いただけば分かると思いますが、コンクリートの上には沢山の管や線があります。
支持脚と木粉が固められた強度の高いボード(パーティクルボード)で配管の上に床を作っていきます。コンクリートの床とその上の床ができる、これが二重床たる由縁です。
置床パーティクルボード設置前、際根太施工
最初に壁際に根太を取り付けていきます。際根太は、四隅全てで使います。レーザーレベルを使ってドライバーで調整します。この時、際根太の天端はパーティクルボードと合板、仕上げフローリングの厚み分を引いた数値になります。調整後にボルトを固定するため接着剤を注入します。
支持脚及びパーティクルボード設置施工
続いてパーティクルボードを並べていきます。支持脚とボードはビスで留めます。一列ごとに高さを調整していきます。ボードを設置していく時には基本的にはジョイントをずらします。レンガ張りで行っていきます。力が一定の場所に掛かった時にたわんだりしないためです。ちなみに置床に使われる最も一般的なパーティクルボードのサイズは厚みが20mmで横(短手)600mm×縦(長手)1820mmになります。
支持脚のピッチは458mmほどですが、1枚のパネルの長手方向の一方に5つの支持脚が設置されていくイメージです。もちろん他のパネル設けるので、㎡当たりでは3.5本になります。
スラブロック(ボンド)流し込み
施工後に、再度レベルの確認を行います。浮きが生じていないか床鳴りしていないか確認します。
支持脚ボルトに接着剤を注入します。