「体育館の床がギシギシ鳴ってる…そろそろ直さないと危ないかなぁ」と感じるたことありませんか?
部活動の練習や地域スポーツ教室、大会開催など、前橋市内の体育館は毎日のように多くの利用者を受け入れています。
そのたびに着地衝撃や器具移動で摩耗が進み、塗膜の剥がれや継ぎ目の浮き、床鳴りといった劣化症状が現れます。
放置すれば滑りやすさや段差が転倒事故のリスクを高め、ボール跳ね返りのムラは競技性能を低下させることにもつながります。
そこで必要になるのが体育館床改修工事です。
この記事では、床材の種類と選び方から改修工事の具体的な内容、安全性を担保する基準、定期メンテナンスのコツ、業者選定のポイントまでをわかりやすく解説します。
これを読めば、前橋市の体育館床改修を検討する際に押さえておきたい知識がすべて手に入り、安心・快適な体育環境づくりの第一歩を踏み出せるでしょう。
床材の種類と選び方
体育館床に採用される主な床材は、木製フローリング、長尺シートの2種類です。
それぞれの特性を理解し、施設の用途や管理体制、予算に応じて最適なものを選定しましょう。
木製フローリングは天然木の踏み心地とボールの跳ね返りの安定性を兼ね備え、バスケットやバレーボールなど本格競技に最適です。
柔らかな衝撃吸収性により関節への負担を和らげつつも高いグリップ力を発揮します。
ただし、2~5年1回のトップコート、定期的なメンテナンスが不可欠で、耐用年数は20~30年程度となります。
長尺シートは塩化ビニル製のシートに発泡層を組み合わせた複合素材で、耐水性・耐汚染性が高く、清掃が容易です。
弾力性とグリップ性も確保されており、多目的利用やイベント会場として利用される体育館に向いています。
耐用年数は10~20年程度で、摩耗が進むと15年を目安に全面張替えが必要になります。
床材比較一覧表
床材種類 | 耐用年数 | 衝撃吸収性 | グリップ性 | メンテナンス頻度 |
---|---|---|---|---|
木製フローリング | 20~30年 | 高 | 高 | 2~5年1回のトップコート |
長尺シート | 10~20年 | 中 | 中 | 日常清掃+10年張替え |
改修工事に含まれる主な作業内容
体育館床改修は単に新しく床材を貼るだけの作業ではありません。
既存の床材を剥離・撤去し、下地の補修・補強から始まります。
古い床下地を撤去、再度、床下地を、その体育館に求められている性能のものを適用します。
下地が整ったら新規床材を敷設します。
木製床であれば専用接着剤やビスで固定し、長尺シートは熱溶接。
木製床は、その後ドラムサンダーで研磨し下塗り、続いて中塗り・上塗りのウレタン塗装で滑り止め効果を持たせます。
塗装乾燥後はコートライン再描画を行います。
同時に床金具やネット支柱用金具を新品に交換することもあります。すべて終えて完了となります。
定期メンテナンスのポイント
改修後も床性能を長く維持するためには日常的な清掃と定期点検が欠かせません。
日常的にはほこりや砂埃を掃き掃除し、必要に応じて水拭きを行います。
木製床は2~5年1回のトップコートを定期的に実施。
長尺シートは10年を目安に全面張替え、また床金具(ネット支柱用など)は1~2年ごとに点検・交換し、構造的安全性を保ちます。
業者選定のポイントと参考先
信頼できる専門業者選びが成功の鍵です。
選定時には公共体育館や学校体育館での実績、複数床材・仕様提案力、見積もりの透明度、品質保証・アフターサポート体制、施工対応力を比較検討しましょう。
参考となる業者例としてコートラインプロ株式会社霜鳥、大建工業株式会社などがあります。まずは現地調査を依頼し、複数プランを比較すると安心です。
まとめ
前橋市の体育館床改修は、安全性・快適性・耐久性を両立させる一大プロジェクトです。
床材選定から下地補修、新規敷設、研磨、塗装、ライン再描画、ワックス仕上げ、安全性能試験、定期メンテナンスまでを計画的に実施することで、利用者が安心してスポーツに打ち込める環境を長期にわたり維持できます。
新たに生まれ変わった滑りにくく耐久性の高い床面で、より充実したスポーツライフをお楽しみください。