床工事の基礎知識と費用相場とは?専門業者おすすめ7社

「置床を施工してくれる業者を探しているのに見つからない」「床の劣化について相談がしたい」「一度状態を見に来てほしい」「同じような性能の床下地や床仕上げ材を探している…」こんな床の悩みってありますよね!
でもなかなか探せなかったり、材料が見つからなかったり…
この記事では、床工事の基本から種類、施工の流れ、費用相場、業者選びのコツまでわかりやすく解説します。

床工事とは?

床工事とは、建物内外の床面に対して仕上げ材を施工したり、下地を調整したりする工事の総称です。
見た目の美しさだけでなく、耐久性・遮音性・快適性を左右する重要な工事です。

床工事の定義と主な種類

住宅やオフィス、店舗など用途に応じて最適な床材や施工方法が選ばれています。
例えば、床仕上げ工事では木質フローリングやタイル、ビニルシートなど、仕上がりの見た目や機能を重視した床材を施工します。
一方、床下地工事は、コンクリート面のレベル調整や合板の補強、根太組みなどで平滑性と強度を確保し、不具合を防ぎます。
下地がガタついていると、どれだけ高級床材を使っても沈みやきしみの原因になるため、丁寧な下地調整が大切です。
また、工場・倉庫床工事では、エポキシ樹脂やウレタン塗床など耐久性の高い床材を用い、フォークリフトの走行や重機による衝撃、薬品使用に耐える床面を作ります。
床改修工事(リノベーション)では、古い床材の重ね張りや全面張替え、床暖房対応工事などを行い、機能性・美観ともにリフレッシュします。
床は材料や工法によって全く性能が異なるため、正しい選定が大切です。
以下の表に主な床工事の種類をまとめました。

種類内容用途・特徴例
床仕上げ工事木質フローリング・フロアタイル・クッションフロアなどを施工。住宅の木目フローリング、飲食店の耐油フロア、保育園の防音クッションフロアなど。
床下地工事コンクリート平滑化、合板補強、根太組み、乾式二重床(置床)など。上下階の床レベル調整、断熱・防湿、OAフロアの下地づくりなど。
工場・倉庫床工事エポキシ・ウレタン塗床、硬質床板、導電性フロアなど。重機走行に耐えるコンクリート床、薬品庫床、静電気対策フロアなど 。
床改修工事古い床材の張替え・重ね張り工法、床暖房対応工事、滑り止め加工など。畳やカーペットからフローリングへのリフォーム、既存床を残す重ね張り。

床工事の種類と特徴

以下では、床材の種類別に特徴やメリット・デメリット、適した場所などを紹介します。
比較表もあわせてご活用ください。

内装床工事

床材は毎日人が触れる部分であるため、見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンス性も求められます。
使用する素材によって肌触りや歩行感、温かみの感じ方まで異なります。
特に住宅では、場所ごとに適した床材を選ぶことで、暮らしやすさが大きく向上します。
今回は、代表的な2種類のフローリング「無垢材」と「複合材」について、それぞれの特徴を現場目線でご説明いたします。

無垢フローリング

無垢フローリングは、天然木をそのまま一枚板として加工した床材で、樹種ごとに異なる表情や香り、質感を楽しめるのが特徴です。
足を乗せたときの感触が柔らかく、素足で歩いたときのぬくもりは、ほかの床材ではなかなか味わえません。
時が経つほどに色味やツヤが深まり、家とともに“育っていく”ような愛着が持てる点も魅力のひとつです。
ただし、自然素材であるがゆえに、湿度変化の影響を受けやすく、特に乾燥する冬場などには、隙間ができたり板が反ったりすることがあります。そのため、設置には木の性質を理解した丁寧な施工が不可欠です。
また価格もやや高めではありますが、リビングや寝室など、「長く過ごす空間」にこそふさわしい選択肢です。
家に“本物”の素材感を求める方には特におすすめです。

複合フローリング

複合フローリングは、ベースに合板を用い、その表面に天然木の薄板や樹脂シートを貼り合わせた構造をしています。
一見すると無垢材と見分けがつかないほど仕上がりが美しく、近年では印刷技術や表面加工の進化により、木目の立体感や質感も格段に向上しています。
構造上、湿度の変化による影響を受けにくく、反りや割れが起こりにくいため、床暖房にも対応しやすいという利点があります。
価格も無垢材に比べて抑えられるため、施工面積が広い場所やコストバランスを重視する場合には最適です。
ただし、やはり本物の木の持つ香りや経年変化の味わいは少なく、天然素材にこだわる方には物足りなさを感じるかもしれません。
それでも、キッチンや子ども部屋、賃貸物件など「使いやすさ」と「見た目のバランス」を取りたい場面では、安定した選択肢といえるでしょう。

タイル工事について

タイル工事では、磁器質や陶器質といった焼き物素材を床材として使用します。
これらのタイルは非常に硬く、摩耗や傷に強いため、長期間にわたって美観を保ちやすいのが特徴です。
さらに表面はつるりと滑らかで、水や汚れが染み込みにくいため、日常の清掃も簡単。モップや雑巾でさっと拭くだけで清潔に保てます。
また、色柄や形状のバリエーションが豊富で、空間に高級感や清潔感を与えたい場合に非常に効果的です。
一方で、表面が硬く冷たいという性質があり、素足で長時間過ごす場所や、小さなお子様や高齢者がいる空間では注意が必要です。
さらに、下地処理やタイルの割り付け、目地処理など、施工には細かな技術と時間を要するため、内装仕上げのなかでも比較的手間のかかる工事といえます。
主に、エントランスやキッチン、洗面所といった「水気が多く、見た目の印象を重視する空間」に適しており、店舗の床仕上げとしてもよく採用される素材です。

カーペット敷設工事について

カーペット敷設工事は、ウールやナイロン、ポリプロピレンなどの繊維を織り込んだ柔らかな床材を設置する工法です。
最大の魅力は、なんといってもその踏み心地の良さ。クッション性があり、歩いたときの足への負担を軽減し、転倒時の衝撃も和らげるため、安全性が求められる空間では特に重宝されます。
また、吸音性にも優れているため、声や足音をやわらげる効果があり、静けさを保ちたい場所にも適しています。
その一方で、汚れやホコリが繊維の中に入り込みやすく、定期的な掃除機がけが必須となります。
特にダニやカビの発生リスクには注意が必要で、湿気が多い場所では防ダニ・防カビ加工された製品を選ぶと安心です。
また、シミがつくと取れにくいため、飲食物を扱う空間ではやや不向きです。
カーペットは、ホテルや会議室、寝室、さらには高齢者施設のような“快適性と安全性”を重視する場所で多く採用されています。
歩くたびに感じるやわらかな質感と静けさは、空間に落ち着きを与えてくれます。

工法の違い

工法特徴向いている床材
捨て張り工法合板を一度貼った上にフローリングを施工する無垢・複合フローリング
根太張り工法根太に直接床材を張る木造戸建て、無垢材に多い
直貼り工法コンクリート下地に接着剤などで直に貼る複合フローリング、集合住宅
二重床工法下地と床材の間に空間を持たせるOAフロア、マンションリフォーム

床下地工事

工法特徴活用場所
乾式二重床支持脚の上にパネルを並べて床を構成。配線がしやすい。オフィス、商業施設
OAフロア電源・通信配線を床下に収納できる事務所、テナントビル
鋼製床下地強度が高く、重量物にも対応可能体育館、公共施設
根太組木材の桟で下地を組み、その上に合板木造戸建て
転ばし根太コンクリート床に根太を敷くだけで施工が早いリフォーム、短工期の現場

工場・倉庫の床工事

工場や倉庫といった業務用施設において、床工事は単なる「足元の仕上げ」にとどまりません。
作業効率の向上、安全性の確保、衛生管理、そして建物の耐久性にも直結する重要な工種です。
使用する材料や施工方法によって、耐久性、メンテナンス性、快適性が大きく変わってきます。
そのため、業種や使用状況に応じて最適な床仕様を選定することが求められます。
ここでは、代表的な2種類「塗床(ぬりゆか)」と「コンクリート床」について、現場目線で詳しくご説明いたします。

塗床(ぬりゆか)工事について

塗床とは、床面にウレタン樹脂やエポキシ樹脂などの専用塗料を塗り重ねて仕上げる工法で、下地との一体化により高い耐久性と衛生性を兼ね備えています。
仕上がりには継ぎ目がなく、油や水が入り込む隙間がないため、掃除がしやすく、清潔な状態を保ちやすい点が最大の特徴です。
とくに耐油性や耐薬品性に優れているため、食品工場や自動車整備工場、化学薬品を扱う研究施設などで多く採用されています。
ただし、塗床の性能を最大限に発揮するには、下地コンクリートの強度や含水率などにも注意が必要です。
下地が弱ければ、せっかくの塗膜も浮きや剥がれが起きやすくなるため、事前の下地処理と施工技術が品質を左右します。
また、樹脂の硬化には一定の養生時間が必要であり、施工にはある程度の日数がかかることもあります。
とはいえ、耐久性・美観・衛生性をトータルで見れば、プロ仕様の床として非常に優れた選択肢といえます。

コンクリート床について

コンクリート床は、床面にコンクリートを打設し、金鏝仕上げや鏡面仕上げなどの処理を施してそのまま仕上げとする方法です。
シンプルな構成ながらも、圧倒的な耐久性と耐荷重性を持ち、長期使用にも耐えるため、重量物を取り扱う倉庫や車両の出入りが多いガレージなどに適しています。
さらに、打設直後から固まる過程で一体化するため、地盤との密着性も高く、割れや沈下に対しても安定性があります。
コスト面でも、仕上げ方法によっては比較的安価に施工できるため、初期投資を抑えたい現場では好まれる傾向にあります。
ただし、表面は硬く冷たい印象を与えるため、長時間の立ち作業にはやや不向きな面もあります。
防滑性やデザイン性に関しても、標準仕様のままだと無機質な印象を与えがちですが、最近ではカラーコンクリートやクリアコート仕上げなどで意匠性を高めることも可能です。
コストと耐久性のバランスを取りたい場合におすすめです。

床工事を選ぶときのポイント

床材を選ぶ際は、単に見た目の好みだけでなく、使用目的や使用環境、メンテナンス性、コストパフォーマンスなどを総合的に判断することが大切です。現場の使い方に合った床材を選ぶことで、快適性・安全性・耐久性が長く保たれます。特に商業施設や工場など、使用頻度が高い場所では、耐久性や清掃のしやすさが大きなポイントとなります。

使用用途:商業施設、住宅、工場など目的に合った素材選び

床材は使う場所によって求められる性能が大きく異なります。
たとえば、商業施設では見た目の印象と耐摩耗性が、住宅では快適性や断熱性が重視されます。
一方、工場や倉庫では、重機の通行にも耐える耐荷重性や、油や薬品への耐性が不可欠です。
このように、使用目的に応じて最適な床材を選ぶことが、長期的な満足につながります。

メンテナンス性:掃除のしやすさや耐久性のバランスを考慮

日々の清掃の手間や、経年劣化への強さも床材選びでは重要です。
例えば塗床やタイルは表面が滑らかで掃除がしやすく、衛生面でも優れていますが、衝撃には注意が必要です。
一方で、カーペットなど柔らかい素材はクッション性に優れますが、汚れが染み込みやすいため定期的なメンテナンスが不可欠です。
使用頻度や清掃環境を想定した選定が求められます。

予算とデザイン:高級感を求めるのか、コストを抑えるのか

床材はグレードによって価格差が大きく、予算に応じてどこに重点を置くかが重要です。
無垢フローリングやタイルなどは高級感がある反面、コストが高めで施工にも手間がかかります。
一方、複合フローリングや長尺シートなどは、価格を抑えつつも見た目のバリエーションが豊富で、コスト重視の現場にも対応可能です。
目的と費用のバランスを見極めることが大切です。

断熱・防音性:冬場の寒さ対策や階下への音配慮も必要

住宅や集合住宅では、床下からの冷気を防ぐ断熱性や、生活音が階下に響かないようにする防音性も重要な選定基準です。
無垢材やカーペットは断熱性が高く、冬でも足元が冷たくなりにくい傾向があります。
また、防音フロアや遮音マットを組み合わせることで、生活音によるトラブルを未然に防ぐことができます。
居住環境に配慮した仕様が快適な暮らしにつながります。

床工事の施工ステップ(STEP1~STEP11)

床工事は計画から引き渡しまで丁寧に進める必要があります。大まかな流れは次の通りです。

STEP1:事前打ち合わせ・計画
施工場所、範囲、床材の種類、施工日程などを担当者と打ち合わせます。
必要な資材や搬入経路も確認し、細部まで計画を詰めることが重要です。

STEP2:現地調査と状況確認
実際の現場を調査し、床の状態(きしみ、沈み、シロアリ被害、水漏れ痕など)をチェックします。
問題点や施工上の注意点があれば、着工前に対策を検討します。

STEP3:既存床材の撤去
リフォームの場合は既存の床材(フローリング、クッションフロア、畳など)を剥がします。
重ね張り工法ではこの工程を省略することもあります。

STEP4:下地の調整・補修
床下の木材やコンクリート、根太・大引きなどを確認し、腐食や傾きがあれば補修・交換します。
コンクリート面にレベラー材を流したり、合板を増し貼りして平滑性を出します。
下地調整や清掃は特に重要で、湿度管理も行い、接着剤の性能を保ちます。

STEP5:床材の準備
施工条件や下地の種類に応じて、最適な施工方法(直貼り・根太張り・置床式など)と接着剤を選定します。
床暖房や配管位置なども踏まえて施工計画を確定させます。

STEP6:床材の施工
選んだ床材を張っていきます。
フローリングではボンドで接着したり、釘打ち根太張りにしたり、フロアタイルやクッションフロアなら貼り付け工法で施工します。
作業は各床材の規定に沿って丁寧に行います。

STEP7:施工後の点検・補修
施工完了後に目視や打診で仕上がりを点検し、剥がれや隙間、浮きがないか確認します。
早期に補修を行うことで不具合を防ぎます。

STEP8:床面保護と養生
管理者の完了検査後、床面を傷や汚れから守るために養生シートを敷いて保護します。
この間は温度・湿度管理もしっかり行い、ワックスや重機走行は避けます。

STEP9:仕上げ・建具調整
巾木や見切材の取付け、剥がれ防止のシーリング処理、ドアの吊元調整など細部の仕上げを行います。
床の高さが変わる場合は扉のクリアランスに問題がないか調整します。

STEP10:最終検査と手直し
監督者や施工責任者が立会い、仕上がり・平滑性・色ムラ・段差など最終検査を行います。
問題があれば補修し、お客様に満足いただける品質に仕上げます。

STEP11:引き渡し・アフターケア
お客様への床のお手入れ方法や保証内容を説明し、工事完了書類を提出します。
アフターサポート契約を結ぶ業者も多く、万一の不具合にも対応してくれます。

床工事のメリット・デメリットと上張り工法

床工事を行うと、見栄えの良い新しい床が得られるだけでなく、防音性や断熱性の向上、耐久性が上がるなど多くのメリットがあります。
例えば、フローリングを新しく張り替えれば冬場の床冷えが緩和され、子供やペットが転んでもケガが減ります。
一方で、工事期間中は生活空間が制限される、施工費用がかかる、工期が延びるリスクがある、というデメリットもあります。

とくに上張り工法(重ね張り)は、既存床の上から新しい床材を重ねる方法です。
費用と工期を抑えられる点が大きな利点で、床剥がし作業が不要なため工期が短く、作業中のホコリ・騒音も少ない。
施工が簡単なのでDIYで利用されることもあります。
その反面、既存の下地の劣化や段差は解決できず、床が約6~15mmほど持ち上がるため扉に干渉することがあります。
また、床暖房を使っている場合は効きが悪くなる可能性があります。
床剥がし・張替え工法は隣接室との段差が生じにくく下地もリセットできますが、その分工事費用・工期・粉塵量が増えるデメリットがあります。

床工事の費用相場と施工期間

床工事の費用は、床材の種類や施工方法、部屋の広さによって大きく変動します。
以下の表は代表的な床材・工法別の費用目安と工期の例です。
複合フローリングの場合、張替えでは6畳で約15~25万円(2~5日)、上張りでは約7~15万円(1~2日)が相場とされています。無垢フローリングはさらに高額で、張替えでは6畳で約18~40万円、上張りで約15~38万円程度です。
クッションフロアやタイルカーペットの張替えは6畳あたり8万円~、フロアタイルで9万円~が目安です。

床材・工法費用相場(6畳あたり)施工期間の目安
複合フローリング(張替え)約15~25万円2~5日
複合フローリング(上張り)約7~15万円1~2日
無垢フローリング(張替え)約18~40万円2~5日(+床材乾燥日)
無垢フローリング(上張り)約15~38万円1~2日(+床材乾燥日)
クッションフロア(張替え)約3~5万円1~2日
カーペット・タイルカーペット(張替え)8万円~1~2日
フロアタイル(張替え)9万円~1~2日

※費用は目安のため材料・職人手当などにより上下します。上張りは安価で済みますが下地が良好な場合に限られます。
施工期間は職人数や現場状況にもよりますが、通常1部屋あたり1~5日ほどが目安です。

床工事業者の選び方

床工事は専門性の高い作業が伴うため、施工業者選びが重要です。以下のポイントを押さえて選びましょう。

  • 実績・事例の確認…過去に希望する工事と同様の床工事実績が豊富な業者を選びます。
    例えば、集合住宅の床改修ならマンション施工経験のある業者、体育館の床ならスポーツ施設実績のある業者が安心です。
    実績が豊富な会社なら下地補修が必要になった際の追加工事や保険対応にも慣れており、事前に的確な提案をしてくれます。
  • 専門資格・許認可の有無…床工事に関する国家資格や建設業許可を保有しているか確認しましょう。
    施工には有資格者の技術が裏付けとなります。例えば「管工事施工管理技士」「二級建築施工管理技士」「フローリング張替え技能士」など、床材別・施工法別に専門資格のある業者は技術レベルの目安になります。
  • 技術力・対応力…見積もりや問い合わせ時の対応をチェックします。
    経験豊富な業者は質問に的確に答え、現場調査で詳しく説明してくれます。
    コミュニケーションが良好で、要望やスケジュールに柔軟に対応してくれるかも大切な判断基準です。
  • 複数社で比較…見積もりは複数社から取り、価格だけでなく提案内容や保証内容を比較します。
    比較することで工事内容の相場が見え、不当な追加費用を防げます。
    口コミや評判、加盟団体(リフォーム協会など)の有無もチェックしましょう。

床工事施工時の注意点

床工事を行う際は、生活環境や物理的制約にも注意が必要です。
まずマンションなど集合住宅では、管理組合の規約で床材や施工方法に制限があることがあります。
管理規約違反になるとトラブルになるため、マンションでの施工経験がある業者に依頼するか、事前に管理組合に相談することが重要です。
また上張り工事で床高が上がる場合、ドアの高さやスイッチ下地とのクリアランスを確認しましょう。
施工中は振動や騒音が発生しますので、近隣への挨拶や養生看板の掲示など近隣配慮も忘れずに行い、住みながら施工する場合は工期や生活への影響を前もって打ち合わせておきます。

関東でおすすめの床工事業者7社

関東エリアで信頼できる床工事業者を7社ピックアップしました。特に株式会社霜鳥は公共施設・商業施設・住宅まで幅広い実績を持つ床工事専門会社です。
アパート・マンションの乾式二重床やOAフロア、鋼製床下地、ヘリンボーン張りなど多彩な工法に対応し、年間施工面積は数十万㎡を超える確かな技術力を誇ります。

株式会社霜鳥(しもとり):床材の施工に特化した企業で、長野本社と千葉支店を中心に関東甲信越エリアに対応。
高耐久フローリングやスポーツ施設用長尺床、滑り止め床材などのニーズにも柔軟に対応。
床下地工事から仕上げまで自社施工が可能で、体育館や乾式二重床やOAフロアの施工実績が豊富。文教施設からマンションやアパートの施工にも対応。
1級床施工技能士在籍で確かな施工品質を提供しています。
万協フロア:鋼製置床・フリーアクセスフロアのメーカー兼施工業者。オフィスや図書館で配線を整理するフリーアクセス床を手掛けており、耐荷重や耐火性能の高い製品設計が強みです。大規模施設の床下地工事実績が豊富です。
リフォームガイド:床リフォームに関する情報発信サイトですが、地域提携の施工業者紹介も行います。床材の選び方や費用相場、事例が豊富で、相談すれば信頼できる床工事業者を紹介してくれます。
ミツモア(MeetSmore):インターネット見積もり比較サービス。複数の床工事業者から無料で見積もりを一括取得でき、相場を把握できます。過去の見積もり事例によれば、複合フローリング張替えは6畳で約11~20万円、重ね張りは約7~15万円が相場とされています。
施工会社選びに迷ったら利用してみると便利です。
オフィスコム株式会社:オフィス家具・内装の専門企業で、フリーアクセスフロアの設置・床工事も手がけます。自社製OAフロアパネルを使ったオフィスの床配線整頓施工が得意で、東京都内オフィスの実績多数。施工からアフターケアまで一括対応可能です。
ゆうき総業:山形県を拠点とする塗床・内装工事業者。高耐久の床塗装技術に定評があり、雪国ならではの厳しい環境でも30年以上持つ塗り床工法を開発しています(主に工場・厨房床など)。
関東圏への施工も可能で、床塗装の特殊技術が必要な現場におすすめです。
スリップバスターズ:床の滑り止め加工専門業者。既存床材(タイル、フローリング、天然石など)に対し、摩擦係数を上げる特殊な表面処理を行います。工場・厨房や病院など、安全性が求められる環境で採用実績が多いです。
床の滑りが気になる高齢者住宅や公共施設に対応しています。

まとめ

床工事は、見た目だけでなく耐久性・安全性・快適性をアップさせる大事なリフォームです。
工事の内容や費用は床材や工法、現場状況によって大きく変わるため、信頼できる業者に依頼することが成功のカギとなります。
まずは床の現状や予算を業者としっかり相談し、複数の見積もりで相場を把握しておくのがおすすめです。
まずは信頼できる床工事業者に相談してみましょう
その一歩で、長く安心して使える理想の床に近づきます。

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