「練習のために総合体育館を予約したのに、当日になって『工事のため利用休止』の掲示を見てがっくりした…」そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
茅ヶ崎市総合体育館では、施設の老朽化対策と機能向上を目的とした大規模改修工事が順調に進んでおり、その一環として第1・第2体育室および柔剣道場の床張替え工事が予定されています。
プレオープンは2025年2月から、正式再開は同年4月1日と前倒しされましたが、2026年度末まで続く非常用発電設備更新工事の関係で、利用できない日程も一部発生します。
この記事では、床工事の具体的内容やスケジュール、利用者が注意すべきポイント、工事期間中の代替策などをわかりやすく解説します。
「そーだよなぁ、もっと早く知りたかった…」と後悔しないよう、ぜひご一読ください。
床張替え工事の目的と背景
茅ヶ崎市総合体育館は竣工から長い年月が経過し、第1・第2体育室および柔剣道場の床材は摩耗、塗膜剥離、継ぎ目の割れなどが進行していました。
老朽化した床はグリップ力の低下や欠けや段差によるつまずき事故を招き、利用者の安全性を損なう要因となります。
これらを未然に防ぎ、安全で快適な競技環境を維持するため、床材全面張替えを含む大規模改修が不可欠となったのです。
加えて、新設される空調設備やLED照明、エレベーター・トイレなどの更新と連携させることで、施設全体の機能性と利用者満足度を一層高める狙いがあります。
改修工事の全体スケジュールと利用再開予定
改修工事は令和6年(2024年)12月13日から令和8年(2026年)2月27日までの長期プロジェクトですが、床張替えを中心とした第1・第2体育室および柔剣道場は2025年2月にプレオープンし、同年4月1日から正式に利用再開が前倒しされました。
これは工事監理を担う株式会社タムラ設計と施工者の緻密な工程調整と、床工事を含む各種設備更新の同時進行によるものです。
ただし、非常用発電設備の更新工事は2026年度末まで続くため、大体育室や関連施設の使用制限日程が一部発生します。
利用者は市ウェブサイトの「施設利用カレンダー」や電話・メールでの問い合わせで最新の休館情報をご確認ください。
床張替え工事の具体的内容
茅ヶ崎市総合体育館の床張替え工事は、次の工程で実施されます。
まず既存のカバフローリング材と鋼製束式下地を安全に撤去し、クッションパッドを含む下地補強を徹底。
新規床材として高耐久木製フローリング施工後、スポーツ用ウレタンの下塗り・中塗り・上塗りの多層仕上げを行い、耐摩耗性と滑り止め性能を回復させます。
最後にスポーツ競技ごとにコートラインを設置。
部分的な沈み込み箇所には鋼製束の交換を行い、均一な反発力を取り戻します。
全工程にわたって品質管理と安全管理を厳守し、床面の長寿命化と利用者の安心を両立させます。
連携する設備改修ポイント
床張替えと並行し、空調設備の新設で室内温度・湿度を適切にコントロール。
LED化された照明で均一な明るさを実現し、視認性の向上と消費電力削減を両立させます。
さらにバリアフリー対応のエレベーター更新、男女トイレの改修、避難経路サイン設置など、床以外の改修と連携することで、総合体育館としての機能を大きくアップグレード。
これにより老若男女が快適に利用できるスポーツ環境が整います。
工事期間中の利用者向け代替策
大体育室やジョギングコースが利用できない期間中は、近隣の湘南海岸公園スポーツセンターや辻堂市民体育館、茅ヶ崎市立青少年会館体育室などを代替地として検討しましょう。
各施設の床材感覚やコート数、利用料を比較し、オンライン予約や窓口で早めの仮押さえを。
学校体育館の夜間・休日開放枠を活用する方法もあります。
代替施設利用時は、練習開始前にステップ練習や短距離ダッシュをチームで行い、床感覚を共有して安全確認を徹底してください。
改修後の活用ポイントと安全確認
工事完了後の利用初日は、塗膜の乾燥度やワックス層の厚みによってグリップ感が本来と微妙に変化する場合があります。
初回利用時にチームでステップ練習やアップ走を行い、床返りと滑り止め性能を全員で確認しましょう。
また、新たに引かれたコートラインの色味や視認性もチェックし、シュートやパス練習で違和感がないかを事前に確認すると、安全性と練習効率の向上に繋がります。
最新情報の確実な入手方法
茅ヶ崎市総合体育館の改修情報は、茅ヶ崎市公式ウェブサイト「施設利用カレンダー」および「公共施設休館・工事情報」ページで随時更新されます。
床工事やその他の設備改修に関するPDF資料、お知らせ文書を定期チェックし、「床張替え」「中規模改修」「非常用発電設備」などキーワード検索が効率的です。
利用予定の体育館管理事務所へ電話・メールで直接問い合わせると、ウェブ未掲載の暫定スケジュールや工事進捗を教えてもらえる場合があります。
また、茅ヶ崎市スポーツ推進課への照会で、年度全体の施設整備計画や予算に基づくスケジュールを一括把握でき、長期計画立案に役立ちます。
まとめ
茅ヶ崎市総合体育館の床張替え工事は、安全性・快適性・機能性を高次元で両立させるための重要なプロジェクトです。
第1・第2体育室と柔剣道場を対象に行われる改修は、2025年2月のプレオープン、4月1日の正式再開を前倒し実施し、床材撤去から新規敷設、多層塗装、コートライン再描画まで緻密な工程管理のもと進行中です。
空調設置やLED化、バリアフリー改修といった連携工事で、施設全体の利便性と環境負荷低減も実現。
休館情報を事前にキャッチし、代替施設プランを立てることで練習計画を中断なく継続できます。
改修後の滑りにくく耐久性の高い床面で、より安心・充実したスポーツライフをお楽しみください。