「玄関をもっと広くして収納を増やしたい」
「アウトドア用品を置ける土間が欲しい」
「カフェみたいな土間空間を作ってみたい!」
そんな理想、ありませんか?
近年、土間のある住まいが再注目されています。
でも実際にリフォームとなると、費用や工事内容が分からず不安になる方も多いはず。
この記事では、土間を部屋にリフォームする際の費用相場や工事内容、成功させるためのポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
土間リフォームの費用相場と内訳
土間リフォームの代表的なケースと費用目安
リフォーム内容 | 費用目安 |
---|---|
玄関まわりを3畳程度に広げる土間 | 約30〜60万円 |
既存の部屋を土間空間に変更 | 約100〜150万円 |
土間への床暖房設置(3畳あたり) | 約15〜50万円 |
土間部分の断熱・防湿工事 | 約30〜100万円 |
※上記費用には工事内容・素材・施工業者によって変動があります。
1㎡あたりの概算費用
土間リフォームの工事費は1㎡あたり10,000〜18,000円程度(坪あたり33,000〜59,400円程度)を目安に見積もっておくと安心です。
費用に影響する主なポイントとは?
工事規模・施工箇所の状態
- 床下の湿気や断熱材の有無、構造体の傷み具合により補修費用が増える可能性があります。
土間に使う素材と仕上げ方法
仕上げ素材 | 特徴 | 費用の傾向 |
---|---|---|
モルタル仕上げ | 定番で無機質な印象。コストパフォーマンス◎ | 安め |
タイル張り | 見た目が美しく、デザイン性が高い | やや高め |
コンクリート金ゴテ | 工業系やガレージ風の土間に合う | 中間 |
石張り | 高級感あり。施工難度も高く価格も高め | 高め |
設置する機能・設備による追加費用
- 床暖房:快適性向上のために人気。電気式・温水式の種類あり。
- 収納棚の造作:土間スペースに棚やベンチを設けるとプラス10〜30万円程度。
- 照明・換気設備の追加:空間の快適性を高める要素。
土間リフォームの工事内容と施工の流れ
代表的な施工ステップ
- 現地調査・プラン設計:構造、床下、既存内装を確認し、リフォームプランを決定。
- 既存の床や壁の解体:既存フローリングや壁の撤去を行う。
- 床下基礎や断熱・防湿工事:地面と接するため湿気・断熱への配慮が必須。
- 仕上げ材の施工(モルタル・タイルなど)
- 造作・収納・建具の取付:棚やベンチ、パーテーションの設置など。
土間空間の使い方とリフォーム事例
人気の活用スタイル
- 玄関+収納土間:靴や自転車、ベビーカーをゆったり収納
- 土間キッチン:無機質感がスタイリッシュ。飲食店舗のような印象に
- 土間リビング:床暖房を併用してリラックス空間に
- アウトドア収納・DIY空間:キャンプ用品や工具をまとめて置ける空間に
事例紹介
- 【事例①】3畳の玄関土間をモルタル仕上げ+ベンチ造作→費用:約45万円
- 【事例②】既存リビングを土間+床暖房へ変更→費用:約130万円
リフォームで失敗しないためのポイント
「なぜ土間にするのか?」を明確に
「おしゃれだから」だけでなく、「どんな使い方をしたいか」「必要な広さや設備は?」などを明確にすると、デザインや機能性のバランスがとれた空間に仕上がります。
費用に余裕を持ったプランニングを
断熱・床下補修・設備追加など、予想外の出費が発生する可能性があります。余裕を持って1〜2割上乗せした予算を組んでおくと安心です。
まとめ:土間リフォームで“使える空間”が広がる!
土間リフォームは、機能性とデザイン性を両立できる人気のリフォーム手法です。費用は決して安くありませんが、暮らしのスタイルに大きな変化をもたらします。
- 目的と使い方に合わせてプランを立てよう
- 工事内容や素材によって費用は大きく変わる
- 施工経験豊富なリフォーム業者に相談しよう
「土間のある暮らし」が、あなたの生活をもっと楽しく、便利に変えてくれるかもしれません!