江戸川区には複数の体育館があり、老朽度や利用頻度に応じてメンテ時期がバラつきます。
本記事では、床工事の目的と内容/床材の選び方/区内事例/情報の取り方/代替活用術までを一気に整理。
読めば、急な休館にも振り回されにくくなります。
床工事が必要とされる理由と目的
- 安全性の確保:ささくれ・欠け・反り・グリップ力の低下=滑りや、つまずきの原因に
- 競技性の回復:グリップ力・反発・衝撃吸収を適正化してプレー品質を改善
- 長寿命化:防湿・換気・下地補修をセットで行い、劣化の再発を抑制
主な工事内容と基本工程
- 診断:ささくれ・ひび・はく離・不陸、金具の緩みを点検・記録
- 部分/全面張り替え:撤去して鋼製下地・合板捨て貼り→新規床材
- 研磨塗装:研磨→下塗り→中塗り→上塗り→ウレタントップで多層仕上げ
- ライン再描画:規格に沿って正確に再施工
- 床金具:ネット・ポール用金具の点検/交換
※乾燥時間・温湿度管理が仕上がりを左右します。
床材の種類比較と選び方(概要)
床材種類 |
耐久性 |
クッション性 |
グリップ |
メンテ頻度 |
コスト感 |
向いている用途 |
---|---|---|---|---|---|---|
木製合板床 |
中~高 |
中 |
高 |
中(定期メンテ) |
中 |
バスケ/バレーなど競技性重視 |
長尺シート |
高 |
低~中 |
中 |
低(清掃中心) |
高 |
多目的利用・コスト重視 |
工事情報の入手方法とコツ
- 江戸川区公式サイト:「施設お知らせ」「入札情報」を定期チェック(例:体育館 床改修/張り替え)。メール通知があれば登録
- 各体育館の管理事務所:電話・メールで未掲載の暫定スケジュールや進捗を確認。複数回のフォローが有効
- 指定管理者にも確認:運営側の工期見通しや代替案を早めに相談
工期中の代替活用と、再開後のポイント
代替活用
- 近隣の小中学校体育館/区立スポーツプラザ/多目的ホールを事前リスト化+仮予約
- 床材の感触・照明・空調が近い施設を優先。可能なら下見/短時間トライで慣らす
再開直後の安全確認
- 塗装・ワックスの乾燥度合いでグリップが微変動することあり。初回はステップ練習・短距離ダッシュで感覚共有
- シューズのソール清掃/ミッドソールのへたり確認で滑りを予防
まとめ(すぐ使えるチェックリスト)
- 公式サイトの工事・休館告知を月1回+直前で確認
- 管理事務所に暫定スケジュールを問い合わせ
- 代替施設を3候補以上リスト化し、時間帯別に空き確認
- 再開週は軽負荷メニューで床コンディションを共有
- 競技特性に合う床材選定(競技性=木床/多目的=シート/中間=樹脂)
計画的な情報収集と代替手配さえ押さえておけば、急な休館でも練習やイベントを止めずに回せます。
リニューアル後の滑りにくく耐久性の高い床で、安心・快適なスポーツライフをどうぞ。