鋼製床下地【組床式】
鋼製床下地は基本的に支持脚・大引鋼・根太鋼を組み合わせて構成されています。
支持脚によって適度な弾力を生み出しています。
部材は鋼製のため、耐食・耐錆・防虫・不燃性があり、様々な用途や環境において長く使用する事が可能です。
工場でプレハブ化した製品を搬入するので現場加工が少なく工期が大幅に短縮できます。
鋼製床下地【置床式】
基本的に支持脚、床パネルなどを組み合わせて構成されるものとなります。
パーティクルボード+支持脚のみと構成部材が少なくシンプル構造のため、施工性も良く工期短縮につながります。
また、木質ならではの弾力性を有し床面にかかる衝撃を吸収し支えます。
鋼製床下地の主な特徴
☑ 『床下地の中でも最も優れた強度を持ちます』弾力性・硬さ・強度など必要な床性能を作り出します。
☑ 『防錆力・耐久性・不燃性』鋼製のため、耐食・耐錆・防虫・不燃性があり、様々な用途や環境において長く使用する事が可能です。
☑ 『施工性・経済性』施工は木床組みなどと違い、現場加工が少なく済むため工期が大幅に短縮できます。
☑ 『メンテナンス性』施工後のメンテナンスが容易です。
メーカーや材料の種類によって性能が異なります。詳しくはお問合せください。
【鋼製床下地施工の流れ】
1.墨出し
コンクリート面を清掃し、基準墨から支持脚の位置を出します。
2.支持脚の固定
エアーピンにてコンクリート面と支持脚を堅牢に留め付けます。
3.大引き鋼敷き込み
支持脚の受け金具に大引鋼を固定します。
4.レベル調整
レベル調整し、ナットを締め付けます。
5.根太鋼敷き込み
大引鋼にクッションゴムを挟んで留め付けます。
6.コンパネ敷き込み
ジョイントを根太部にしてビスで留め付けます。
【置床下地の工程】
1.高さ確認
基準墨により床の高さとなる基準を確認します。
2.支持脚取付
支持脚の調整ナットをパネルにビス留めします。
3.床パネルの配置
割付け図に基づき壁側から順に配置します。
4.レベル調整
床パネル5~7枚ごとに基準高さを出しながら調整します。
5.支持脚の固定
調整ボルトゆるみ防止のため瞬間接着剤を滴下し固定します。
6.コンパネ敷き込み
床パネルの目地部分にまたがるように下張り合板を張ります。