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フローリング根太張り施工事例

フローリング根太張り施工【豊富な実績と確かな経験】

床職人ヒロ

みなさんこんにちは!フローリング根太張り施工のページをご覧くださってありがとうございます。フローリング根太張り施工の流れや注意点、フローリング施工の種類などを載せました。フローリング根太張り施工の疑問にお応えできたら幸いです。

◆フローリング根太張りとは?

床職人ヒロ

根太張りは、どんな工法なのか?どんな時に提案されているのか?採用されているのか?解説していきます。

そもそも根太とは?

床の仕上げ材である床板(フローリング)を支えるための下地です。
床板の直下にある横材で床に掛かる荷重を大引へ、束へと伝える役割があります。

フローリング根太張りの現状と注意点

フローリングの根太張りとは、一昔前の住宅でよく採用されていた貼り方で、新築ではあまり行われていません。
ただ、畳からフローリングに変更するリフォームやガレージに床を新設したい時などに提案されることの多い工法です。方法としては、大引や根太といった床組の上に直接、フローリングを張っていきます。
大引や根太で水平性を確保し、フローリングを張るので違和感のない床歩行が実現します。通常、大引きは909mmピッチ以下、根太は303mmピッチで組みます。設置の仕方に問題があったり、材料がねじれていたりすると床鳴りの原因になります。ここで、DIYでフローリング根太張りを行う際の注意点、よくある失敗事例をお伝えします。
フローリング根太張りは、常に材料の両端を根太の上に乗せていかなければなりません。
広い場所で割付が悪いと、徐々に根太から外れて行ってしまいます。(根太にフローリングの端が掛からなくなる)。そのため使うフローリング材についても、根太に合わせた長さのものを選ぶ必要がります。(例:606mm、909mm、1212mmなど)

◆フローリング根太張りの工法について

フローリング根太張りには、主に2つの工法があります。それぞれ以下のような特徴があります。

転ばし根太

転ばし根太とは、コンクリートスラブ上に、直接大引や根太を組んでいく方法です。仕上げ材であるフローリングは設置した根太の上に接着剤と釘を使って固定します。
支持脚や床束を使わないため、コストの削減、工期の短縮に繋がります。低床の床がつくれるので、床の高さに制限がある場合でも対応しやすい工法です。
アパートやマンションの1階などで良く採用されています

ただ、大引や根太にくさびなどを噛まして高さを調整するため、レベル出しの作業の難易度が高いです。
また、床下の高さが低くなるため、スラブから上がってくる湿気などの対策も必要です。防湿性や防蟻性のある材料、床下換気口の設置などを検討します。
床下の風通しが悪く、温気が高くなると、反りや突き上げ・腐食などの原因になるからです。

根太張り

根太張りは、上記でも書いたように、フローリング材を根太の上に直接張っていく方法です。フローリング両端のサネ部分が、根太の乗っかるように張っていきます。
床下地に、鋼製束を使うことで、施工性や耐久性を上げることができます。また、鋼製束の種類によっては床の弾力感を調整することができます。

上記の根太張りは、他の工法と比べ強度が弱いです。建物の使用目的に応じて床の構造を検討する必要があります。(商業施設のように人の行き来が多い場合など)

◆フローリング根太張りの施工の流れと貼り方

フローリング根太張りは、フローリング張りの中でもコストを抑えることができる工法です。そのため直貼り工法や二重張り工法と同様に人気のある工法です。
施工の手順も、捨て貼り工法などと比べ少なくてすみます。コストや時間を掛けずに仕上げたい場合におすすめです。
根太張りは、DIYでも人気です。ただ、仕上げてからの強度や持ちは、捨て貼り工法がよいといえます。床に何を求めているのかも考慮して、フローリング張りの工法を選びましょう。
それでは、根太張り工法の施工の流れを張り方と共にご紹介していきます。
工具や電動工具も使いますが、説明書を読んで危険のないように作業を行います。

フローリング張りに必要な工具と材料

フローリング張りを行う際には、必要な工具や材料を用意しておきましょう。
工具や釘などが足りないと、せっかく貼り始めても、ホームセンターに購入しにいかなければならないなど、作業に集中できなくなります。
やる気で進めていたのに、先伸ばしてしまう理由にもなり兼ねません。段取り良く進めていくことが大切です。

フローリング根太張りで使う工具 フローリング根太張りで使う材料
▢鋸 ▢さしがね ▢鉛筆 ▢インパクト ▢ハンマー ▢ポンチ ▢鋸用定規 ▢ゴムハンマー
▢墨つぼ ▢スケール ▢ペンチ ▢丸鋸 ▢スライド鋸
下地から行う場合 ▢支持脚 ▢大引用木材 ▢根太用木材 ▢ジョイント固定用金具
フローリング材 ▢ビス ▢フロアー釘 ▢仮釘 ▢マスキングテープ ▢フローリング用接着剤
▢養生テープ ▢ブルーシート ▢接着剤拭き取り用ウエス ▢アルコール(接着剤を拭き取る)

床下と床下地の状態を確認する

新築で行う場合には、床の支持脚を設置するところからになりますが、既存の床をリフォームするのであれば、まず床を剥がして下地の状態を確認する必要があります。
風通しや、床下地材が乾燥していることを確認します。
数十年もたっていると、木束や大引、根太に腐食があったり、シロアリによる被害もあり得るからです。
変色も無く、強度が保たれていることが確認できれば、そのまま下地を利用することができます。
湿気が籠っている場合は、新たに換気口を設けたり、防湿シートを敷いたり、湿気対策を行う必要があります。

床束(支持脚)と大引・根太の設置

転ばし根太工法の場合には、下地となる床に大引や根太を直接設置していきます。
根太は303mmピッチで設置します。この間隔広くなればなるほど、荷重に耐えられにくくなります。
転ばし根太工法を行わない場合には、支持脚を使います。支持脚は大引を受けるため、大引のピッチで縦横の間隔を墨出しすると設置がしやすいです。

大引は90mm角以上、根太は45mm角以上のプレーナー仕上げした乾燥材で、ねじれていない平滑な材料を使います。
尚、大引は909mmピッチ以下、根太は303mmピッチとしてください。根太は壁際に沿わせて設置しますが、その際しっかりと固定します。
床と壁とが擦れることで、床鳴りが発生しないようにします。

断熱材の設置

床下からの寒さ対策をする場合には、断熱材を根太の間に敷き込みます。
この際、大引から落ちないように設置する必要があります。断熱材の端部が大引に乗せるか、裏打ちして固定するかになります。

断熱の方法は様々ありますが、床下地部分で断熱をすることを床断熱といいます。
古い住宅で床下に断熱材が入っていない場合には、9mmや12mmのフローリングで暑さや寒さを凌ぐしかありませんが、現実的にムリがあります。
冬場、底冷えしてしまう原因の一つです。また、暖房を使っても床からの寒さによって効きにくい、暖かくならない

床と断熱材の間に隙間ができるとせっかくの効果も薄れてしまうので、隙間が出来ないようにしっかりと施工することが求められます。

フローリング材を張る

フローリング材を、根太の上に張っていきます。
フローリングを固定するためフロアの専用接着剤(1液のウレタン系)と38mm以上のフロアステープルやフローリング専用の釘を使います。
根太と根太の中心に、フローリングの端部がくるように設置し、雄実から根太に向かって斜め45度の角度で打ち込んでいきます。
事前に仮置きして確認してから張るか、根太のピッチに間違えはないか確認してから張るかで、失敗を防ぐことができます。

カットして取り付ける

フローリング材の張り出しや、張り仕舞いは、カットする必要があります。
壁から根太の中心まで計測してから、張っていきます。
例えば、1212mmのフローリングであれば、303mmでカット、606mmでカット、909mmでカットすることで、4枚の張り出しを作ることができます。
それぞれを根太の中心に乗せて張っていき、横方向の張り仕舞いは、一枚いちまい計測してカットします。
縦方向の貼り仕舞は、壁に対して斜めにカットして取り付けます。そうすることで隙間ができにくく、綺麗に仕上げることができます。
以上が、フローリング根太張りの基本的な手順です。

◆フローリング直貼りとネダ張り・捨て貼り工法の違い

フローリングの貼り方には、直貼り工法、捨て貼り工法、根太張り工法の3つがあります。以下に、それぞれの工法の特徴を説明します。

直貼り工法

直貼り工法は、フローリングをコンクリートスラブや、合板に接着剤で直接貼り付けていく工法です。下地をつくらないので、床が仕上がるまで工期が早く、コストもフローリングと接着剤の費用になります。ただ、コンクリートの含水率が高いままで張ってしまうと、後に剥がれたり、フローリングが伸びてパンクする原因になります。そのため、施工までに、しっかりと乾燥させておく必要があります。
コンクリートの養生期間は通常施工可能な目安として、モルタル層30mmの場合で2階以上2週間、1階で3週間、デッキプレートの場合は5週間以上が必要です。
乾燥度は含水率10%以下とされています。

捨て貼り工法

フローリング捨て貼り工法は、現在の木造住宅で一般的に使われている工法です。
床下地組みで大引きや根太を設置した後で、コンパネや針葉樹合板を張付けていきます。
この作業にのことを捨て貼りといいます。
捨て貼りの完了後に仕上げとなるフローリング材をノリ釘併用で貼り付けていきます。
捨て貼りに使われるコンパネや針葉樹合板が必要となるため、根太張りと比べコストがかかります。
ただ、施工後には床の安定性と荷重耐性が高くなります。
長期的に安心な床構造と言えます。

根太張り工法

根太張り工法は、今迄お伝えしてきた通り、根太の上に直接フローリングを貼っていく工法です。
この時、使うフローリングは厚いほど床が安定し長持ちします。
リフォームで床の上に根太を設置するケースでは、根太の張り方や間隔、高さなどをあらかじめ確認し、扉の開閉ができるかも検討しておきましょう。

以上のように、フローリングの貼り方には、それぞれ特徴があります。予算もありますが必要な性能も考慮し、最適な貼り方を選ぶことが大切です。

◆フローリング根太貼りの強度はどうなの?

フローリング根太張り工法は、直貼り工法や捨て貼り工法と比べ、床の強度や耐荷重は低いです。ただし、一般的に使うのであれば、それほど問題はありません。
また、使用する材料や根太の間隔、床材の厚みなどによって強度を上げることができます。

一般的に、フローリング根太張り工法で施工する場合、フローリングの厚みは15mm以上が良いとされています。
また、根太のピッチ(間隔)は303mmです。
ただし、一概に床の強度といっても、使用する材料や施工方法だけでなく、使用環境や負荷のかかり方によっても変わってきます。例えば、家具の配置や、荷物の置き方によっては、床面が凹んでしまうことがあります。一点に荷重を掛か過ぎないようにすることが大切です。
施工前には、しっかりと計画を立て、床面の強度や耐荷重を十分に考慮する必要があります。

◆フローリング材選びが大切な理由・数年後に起こりうるトラブルとは?

フローリングは、住まい方を考慮して選ぶ必要があります。
完成から数年後に、多くの人が後悔するポイントがあります。
傷の入りやすさや汚れやすさです。
暮らしの中で常に人と接する場所であり、物を落としてしまう事も少なくないため、硬さや耐久性が求められますが、価格やパッと見の良さで選んでしまう方も少なくありません。シート系のフローリングや基材の弱いフローリングだと床に爪を立てただけで凹んでしまうものもあるんです。
だからこそ、選び方は大切です。

何年経っても、後悔しないようなフローリングを選びましょう。

最期に

この記事では、フローリング根太張りの基本的な手順や必要な材料、注意点などを紹介しました。
DIYで行うことも可能ですが、専門業者に依頼することをおすすめします。
しっかりとした工事を行い、快適な床を手に入れましょう。

フローリング根太貼り工法の施工もご相談ください

例えば階下への遮音性、例えばノンホルム・低ホルムの材料、例えば傷が付きにくく汚れにくいメンテナンス性、例えばペットと共生できる住まい!!
家庭によって求められていることは違います。
この先、お客様が住んで行くうえでフローリングに必要となる事は何かを考え提案します。

弊社には、フローリングの1級技能士を持つ経験豊富な床職人が多数在籍しています。
床材のことやリフォーム方法についてもアドバイスさせていただきます。
フローリング施工の事なら、公共施設やアパマン、スポーツフロア、戸建て住宅に渡るまで数多くの実績がある私たちにお任せください‼

床職人ヒロ

フローリング根太張り施工についてお気軽にご相談ください。

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