そもそも置床とは?乾式二重床・浮き床・OAフロアと何が違うのか?

置床とは?

置床とは、主にマンションやオフィスビルのようなコンクリート構造の建物で採用される特殊な床工法です。
この工法は、鉄筋コンクリート製の床スラブの上に、支持脚とパーティクルボードを使用して追加の床層を設けることにあります。階下の音を防ぐため、防振ゴムを備えた支持脚が様々な役割を果たします。
置床工法のメリットは、床面とスラブ面の間に生じる空間によって、優れた保温性と防音性を実現できる点です。
特に、階下への音の伝達を抑えるために、防振ゴムが効果的に機能します。
このように、置床は床だけでなく快適な空間をつくるための工夫がされている構造といえます。
置床工法による利点は多く、採用される理由となっています。
しかし、床を持ち上げることで天井の高さが犠牲になること、そして直貼り工法と比べると、置床工法自体にコストが掛かります。

置床と乾式二重床の違い

多くの人が置床と乾式二重床の違いについて疑問を持っています。
しかし、実際のところ、これら二つは同じ床工事の事を指しています。
置床は床を置いてくるような施工方法から、そのなで呼ばれ、また、乾式二重床は建築工事における『乾式』と『湿式』の乾式から来ています。
ただ、一部の人が置床をOAフロアと誤解していることがあります。
この誤解が、両者の間に違いがあるかのような印象を与えてしまっていると思われます。

置床と乾式二重床は、床の上に別の床を設置する工法のことで、主にアパートやマンション、公共施設などで見られます。このシステムの目的は、床下に配管を隠して、空間をすっきりと見せることにあります。

置床(乾式二重床)とOAフロアの違い

置床(乾式二重床)については、前述した通りです。
一方、OAフロアは特にオフィスやデータセンターで用いられる床システムで、電気配線やLANケーブルなどの管理を容易にするために設計されています。
OAフロアと乾式二重床の主な違いは、OAフロアが特にオフィス自動化(Office Automation)を念頭に置いて設計されている点にあります。しかし、空間を有効に活用するという点では、置床(乾式二重床)とOAフロアは同じ目的を持っています。

置床(乾式二重床)
床の上にもう一つ床を設置する工法。
配管を床下に隠す目的でも使用。
マンションやアパート、公共施設などで一般的。

OAフロア
オフィス自動化を念頭に置いて設計された床システム。
配線管理を容易にするために用いられる。
置床(乾式二重床)と同様、オフィスビルやデータセンターでよく見られる。

そしてOAフロアもこれらと似た目的で設計されていることが理解できます。このような床システムは、現代のオフィスやデータセンターにおいて非常に重要な役割を果たしています。

フリーアクセスフロアとOAフロアの違い

「フリーアクセスフロア」と「OAフロア」の違いについては一見すると紛らわしいものです。
フリーアクセスフロアはOAフロアとほぼ同じ意味ですが、建築関係の方の中には、二重床全般を指す総称として使われています。

もう一つ、紛らわしい呼び名があります。
フリーフロアです。こちらは、床と床の間に一定の空間を設ける置床と同じ意味を指します。
つまり、乾式二重床の事をフリーフロアと呼ぶ方もいます。まぁ厳密にいえば、フクビ化学工業が商品名として名付けている名前でもあり、その呼び名を置床に使っていると思われます。

一方、OAフロアは、特にオフィスや事務室などの執務空間向けに設計されたものです。
OAフロアもまた、二重の床にしますが、その用途がオフィス自動化(Office Automation)に特化している点が特徴です。
つまり、OAフロアはオフィスでの効率的な作業環境を支えるために、電源やデータケーブルの配線管理に特化した設計がなされています。

要するに、フリーアクセスフロアはオフィスや商業施設など幅広い用途に対応するための床構造であり、OAフロアはその中でも特にオフィス環境を念頭に置いた設計が施されている点で区別されます。
どちらも配線管理の効率化とオフィスの美観維持を目的としていますが、OAフロアはオフィス特有のニーズに対応するための機能が追加されていると考えることができます。

根太床工法と浮き床工法

住宅や建物の床を支える工法には、さまざまな種類があります。ここでは、根太床工法、置床工法、浮き床工法の違いを、素人でも理解しやすいように説明します。

【根太床工法】
この工法では、束、大引き、根太を使って床を組んでいく工法です。根太の上にその上にフローリング材を敷き詰めます。根太を使うことで、床に強度が増し、歩いたときの揺れや音を減らす効果があります。また、配線や配管を根太の間に通すことができるため、リノベーション時にも柔軟に対応可能です。

【浮き床工法】
浮き床工法は、主に湿式のことを指して呼ばれています。
断熱性に優れた床工法です。床スラブの上にネダフォームなどの断熱材を敷き、その上に下地材を設置します。

先ほども少し触れましたがこれらの工法には、湿式と乾式の二つの方法があり、湿式はモルタルを使用し、乾式はパーティクルボードや合板を使用します。

これらの工法は、それぞれにメリットと適用するシーンが異なります。
根太床工法は、強度と柔軟性を求める場合に適しています。
置床工法は、断熱性や防音性を高めたい場合に有効です。
浮き床工法は、特に音の伝わりやすいマンションなどでの使用が推奨されます。
それぞれの工法を適切に選択することで、快適で機能的な居住空間を実現できるでしょう。

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