保育園体育室床工事事例|施工前
今回の工事は保育園の床工事になります。
幼稚園や保育園は新築時に床暖房がスペックされていることが多く、それだけ寒さ対策や暑さ対策に気をつかっている施設でもあります。
改修工事や張替えなどのお話も多くいただきますが、そんな時は既存の状況によって施工方法をご提案させていただいています。
中には難しい課題もあるからです。保育園を運営しているので、おっしゃる通りなのですが、できるか、できないかは、また別問題で、やはり現状から紐解いていかなければなりません。
施工前のようすです。
コンクリートスラブのうえに内装材が並んでいます。
仕上がってしまえば、分かりませんが、実に多くの建材が使われているんですよね。
一概に空間をつくるといっても、そこには、多くの人たちが関わっているんだと認識させられます。
プレカットやユニット化が当たり前だとしても、その背景には工場があり、現場までの配達がある!そう考えると何か感慨深いですね。
保育園体育室床工事事例|床暖房パネル廻り・合板捨て貼り
写真は床暖設置後のダミー張りという作業です。
床暖パネルは12ミリ程度の厚みがありますが(商品によって厚みは異なります)床の全てに敷き詰めるわけではなく、基本的には人が生活の中で長い時間、滞在しているであろう場所に設置します。多くは室内の中心から広がっていく感じで、隅の方には床暖が無いのが一般的です。
そのため、パネル設置以外の場所は高さを合わせる必要があるため、床暖パネルと同様の厚みの合板を敷き詰めていくんです。床暖パネル以外の場所すべてに合板を張り、ダミー張りは完了です。
保育園体育室床工事事例|床暖房対応フローリング張り
その後、フローリングを張っていきます。
今回、使うフローリング材は、カバの複合フローリングです。表層単板も3ミリあり、仕上がりは無垢を感じさせるナチュラルさがあります。
床暖パネルを設置する時は、基本的に根太張り工法になります。床暖パネルには303程度の根太が設置されており、その上に釘打ちしていきます。
この作業、緊張します。手元が狂い床暖のパイプに釘を打ってしまうと、設備やさんに復旧してもらう必要があるからです。多くの設備屋さんは快く直してくれますが、迷惑かけたくないのが人の心情です。もちろん、私も迷惑をかけたくありません💦
ただ、注意していたつもりでも、なぜか圧が下がっている時があるようで・・・
保育園体育室床工事事例|床暖房対応フローリング張り完了
フローリング張りの完成です。
いかがでしょうか?心地の良い空間になりました。きっと利用する子供たち、先生たちも喜んでくれると思います。
床工事のご依頼ありがとうございました。