~隙間にご飯って?床施工奮闘記~
「トゥルルルッ…」ある日、保育園の園長先生からの一本の電話が鳴った。
「今の床、表面が剥がれてきてしまったり、隙間にご飯が入ってしまったり掃除が大変なんです」
「あと、冬になると足元が寒くて」
「子どもたちが走り回っても安全で、冬でも冷たくない、しかもお掃除が簡単で傷がつきにくい床を作ってほしいんです!」
……なるほど、これは一筋縄ではいかない。俺たち床専門チームの出番だ!
尚、おまけには、置床や二重床・浮き床といった呼び名の違いについても説明する!
材料会議開始!
問い合わせをいただいてからやった事は、材料を決める会議だ!
まずは最新の置床・乾式二重床システムを採用することに決定。
上層のフローリングと下層の基礎の間に空間をつくることで、衝撃を吸収し、足音も軽減。
園児たちが飛び跳ねても「ドンドン!」と響きにくい。
さらに、冬場の「ヒヤッ」を防ぐために、断熱材を裏打ち!
そして、園長先生の「ぬくもりがほしい」というリクエストには、単板無垢材を使った複合フローリングをチョイス!木目の温かみが、まるで森の中にいるような心地よさを演出する。
これで、子どもたちの健康と安全を第一に考えた床ができるだろう!
施工開始!
会議から数か月後、施工が決定する!その時のお話だ!
職人たちは、一枚一枚のフローリングを丁寧に敷き詰めながら、最強の床を作り上げていく。
しかし、ここで予想外の試練が! なんと、園児たちが興味津々で「なにしてるのー?」「おにいさんたち、すごーい!」と大集合。まるで小さな現場監督たちが誕生したかのようだ。負けてはいられない!
保育園の置床施工・壁先行工法について
今回の工事は、保育園の床工事になります。
壁先行で行っているので、私たちは軽天軽間が仕上がった後に床を組んで仕上げていきます。
この置床(おきゆか)という施工方法は、戸建て住宅ではあまり採用されないのでご存知ない方も多いですが、マンションや公共施設では一般的な床工法です。コンパネやベニヤより厚みのあるパーティクルボードというパネル材をコンクリートに並べて置いていくカタチで施工していきます。
置床や二重床や浮床は何が違うのか?
今回の問い合わせの中で、こんな疑問を聞かれた!「置床?二重床?浮床?って違いは何ですか!?」
たぶん、建築内装に携わっている方なら何とか理解できるかもしれないが、一般の方にはもはや分からないかもしれない、分かりずらすぎる……
実際リフォームの打ち合わせでは、こんな言葉が使われている!
「こちらは置床施工になりますね」
「いえいえ、二重床ですよ」
「いやいや、これは浮床と呼ぶべきでしょう!」
……え? 結局どれなの!?
業界の名称問題!
実はこの3つ、基本的には同じような仕組みで、ただ呼び名が違うだけ!
・置床(おきゆか) → 床の上に支えを置き、その上に新しい床を作る方式。とにかく「置く」から置床。
・二重床(にじゅうゆか) → 下の床と新しく作る床の二層構造だから二重床。まさにそのまんま。
・浮床(うきゆか) → 下の床と新しい床の間に隙間をつくり、まるで「浮いている」ような構造だから浮床!
つまり、施工方法はほぼ同じなのに、メーカーや職人の間でバラバラに呼ばれてきた結果、いろんな名称が生まれてしまったのです。
さらに、フリーフロア、アジャスターフロア、ユニットフロアなんていう別名も登場!
もはや「床の呼び名、増えすぎ問題」です。
時々「OAフロア」と混同する人もいますが、これはオフィス向けの配線スペース付き床のこと。
基本的には「床の下にパソコン用のコードや電線を流すためのスペースを確保する床」と覚えておけばOKです!
これでもう、リフォームの打ち合わせで「???」となることはありませんね!
脱線!それでは、実際の置床の施工事例に戻ります!
保育園の置床・乾式二重床施工事例
かつての保育園の床といえば、「木床組」が当たり前。
職人たちが一本一本の木材を組み上げ、ガッチリとした床を作り上げていました。
しかし時は流れ、今や保育園や公共施設の主流は置床・乾式二重床! 一体、何がそんなにスゴいのか!?
・木床組 → どっしり頑丈だが、衝撃がダイレクトに伝わる。子どもがジャンプしたら「ドスン!」
・置床・二重床 → 下に空間があるのでクッション性抜群! 走り回っても「ポヨン♪」と優しい感触!
置床・乾式二重床施工前

置床を施工する前のコンクリートスラブの状態。
施工前の現場を見てみると、水道管、排水管、ガス管、…がスラブ面に張り巡らされています。
「これ、どうやってフラットな床になってくの!?」と疑問を持たれるかもしれません。
でも大丈夫! ここで活躍するのが、置床・二重床システム!
この工法なら、配管が入り組んでいても、適切な高さでかわしながら、見た目スッキリな床を作れるんです。
想像してみてください——もし床の下にこの空間がなかったら…?
配管を避けるために段差だらけのゴツゴツした床になってしまいますよね!
置床・際根太及びパーティクルボード施工

基本的だが部屋の四隅である室外側には際根太を、部屋の内側には支持脚を使いパーティクルボードを支持する。
さあ、置床施工だっ
まずは、際根太(きわねだ)の登場! 壁際をしっかり支えるために、最初にこれを周りに設置していく。
次に登場するのは、接着剤!
「もう、動かせないぜ…!」とばかりに、調節ボルトの穴に流し込み、際根太をピタッと動かなくする。
これでしっかりとした基盤が完成。
そしていよいよ、パーティクルボードの設置!
支持脚の上にボードを乗せたら、ビスで「ガガガ、ガガガガ」っと固定!
際根太とボード、支持脚とボードが一体となっていく!
こうして、見えないところから始まる“床を支えるチカラ”が、頑丈で快適な床を作り上げるのだ!

水まわりと室内で仕上げ材が異なる場合には、パーチ天端や捨て貼りの段階で高さを変えておく必要がある。
配管の立ち上げ部分はどうするのか?
「バッチリふさいじゃえ!」…なんてことはしません!
必要なところはしっかり開口加工をしていきます。
次に、パーティクルボードを部屋全体に敷き詰める作業!
よく、聞かれる疑問に! 「コンクリートスラブって、デコボコしてるけど…!」
大丈夫です。支持脚で高さを微調整することで、どんなに凹凸があっても、ピタッと水平な床に!
これで、下には配管がしっかり通り、上は完璧にフラットな床が完成!
まるで浮いているかのような“二重床”の誕生です!
こうやって、コンクリートの上に快適な空間が作られていくんです!
水廻り箇所ベニヤ捨て貼り施工

保育園や幼稚園でみられる設備。一室にフローリングと手洗い場が混在している。それぞれ高さを変えている。
床工事・施工完了

仕上げ材の厚みは違うがフローリングと畳に段差ができないよう高さを調整した。
やっと終わった…! 施工完了!
だが、この道のりは決して楽ではなかった…。
今回の置床施工の難関はレベル調整!±5㎝の下地。
支持脚が1種類じゃ調整できない…! 「違う高さをいくつも準備しておいてよかった!」
そしてフローリングうを張り、畳を設置し、施工完了の瞬間。
お客様の「こんなにきれいになるとは思わなかった!」の一言で、すべての苦労が報われる。
職人たちの技術と、材料を搬入してくれた業者さん、畳やさん、みんなの力が合わさって、今回も最高の床が生まれた!置床・乾式二重床のご依頼、ありがとうございました!
これにて置床+仕上げ床工事のミッション完了! 次なる現場へ——!
電話でのお問合せ
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私たちは置床専門のプロフェッショナル。
統合学校、マンション、商業施設など、大規模な置床工事を圧倒的なスピードと確かな品質で仕上げます。
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✔ 床の仕上げ高さに応じて、メーカーの提案、超低床にも対応してきました。
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まずは、お気軽にご相談を。
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