スポーツの練習や大会、地域のイベントなどで体育館を利用しようと思ったら、休館で使えなかった経験はありませんか。
いざ使おうと思ってwebを検索したら「工事のため休館」という情報があり「計画があるのに…」と戸惑うことも。
忙しい毎日の中で、利用者が事前に正確な工事情報を入手できれば、予定の組み直しや代替施設の確保もスムーズに進められ、イベントも止めずに済みます。
ここでは、豊島区内に複数ある主な体育館の床工事状況を比較しながら、それぞれの特徴や現在の工事概要をわかりやすく解説します。
さらに、最新情報を確実にキャッチするための3つの方法についても具体的にご案内しますので、ぜひお役立てください。
豊島区内の主な体育館と現在の床工事状況
以下の表は豊島区内で利便性の高い3施設をピックアップし、所在地や工事の現状、休館予定期間などをまとめたものです。
比較しやすいようにしてありますので、ご自身の利用予定に合わせてチェックしてみてください。
体育館名 | 所在地 | 工事内容 | 休館期間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
巣鴨体育館 | 豊島区巣鴨3丁目8番7号 | 床材の全面張り替え・床下防湿対策 | 2025年4月〜2025年12月予定 | 図書館改修と同時工事のため全面休館 |
豊島体育館 | 豊島区要町3丁目47番8号 | 部分補修(傷みが激しい箇所のみ) | 2025年7月中旬〜2025年9月上旬予定 | 期間中でも一部エリアで利用可能 |
池袋スポーツセンター | 豊島区西池袋1丁目11番1号 | 定期メンテナンス(ワックス塗布・目地補修) | 毎週月曜午前中 | 運営主体はとしま未来創造パートナーズ |
この表からわかるように、巣鴨体育館は全面的に改修を行うため長期休館となっており、一方で豊島体育館は必要箇所のみの補修となるため利用可能エリアが残るケースもあります。
池袋スポーツセンターは定期的に床のメンテナンスが行われるため、平日の朝だけ短時間利用できないことを覚えておくとよいでしょう。
巣鴨体育館の改修工事詳細
巣鴨体育館は区立巣鴨図書館との複合施設として親しまれていましたが、2025年4月から床材の全面張り替えと床下部の防湿対策を含む大規模改修工事が始まりました。
この工事では、従来の合板床を高耐久の薄層合成床材に替えることで、湿気の影響を抑えつつバスケットボールやバレーボールなど多目的な競技に対応できる滑りにくい表面を実現します。
工期は気象条件や資材の納期にも左右されますが、現時点では年内いっぱいの休館が見込まれており、再開後は安心・安全に利用できる施設へと生まれ変わる予定です。
豊島体育館の床部分補修状況
豊島体育館では要町エリアの利用者の要望を受けて、床の傷みが激しい箇所のみを対象とした部分補修を実施します。
具体的にはスポーツ用ウレタン樹脂が剥がれやすくなっている個所を補修し、表面研磨と再塗装を行う工法です。
この方法を採用することで、全館休館を避けながら利用者の安全性を確保できます。
工事期間中も利用可能なコートを確保し、スケジュールに合わせて交代制で利用する仕組みとなっていますので、サークル活動や学校連携のイベントも大きな影響を受けずに継続しやすいのが特徴です。
池袋スポーツセンターの定期メンテナンス情報
池袋スポーツセンターは運営主体がとしま未来創造パートナーズであり、独自のメンテナンススケジュールに沿って床メンテナンスや補修を毎週月曜日の午前中に実施しています。
メンテナンスにより滑りやすさを抑制し、定期的な補修を行う事で、一年を通じて安定したコンディションを保つことが可能です。
利用者は短時間の休館時間を考慮に入れて、他時間帯への振り替え予約を行えばスムーズに利用できます。
正確な工事情報を手に入れる3つの方法
公式ウェブサイトで随時チェックする
豊島区の公式ウェブサイトには区立体育館ごとのページが用意されており、工事スケジュールや休館情報がPDFやお知らせ欄で公開されています。
アクセス方法やリンク先は「豊島区 施設予約 システム」から体育館名を選択すると簡単にたどり着けるため、頻繁にチェックすることで直前のスケジュール変更にもすぐ気づくことができます。
各体育館へ直接問い合わせる
電話やメールで各体育館の窓口に問い合わせると、ウェブに掲載されない直近の進捗状況や工事担当者の連絡先を教えてもらえることがあります。
特に学校行事や団体利用で利用時間の確保が重要な場合は、複数回にわたり詳細を詰めることで安心して利用計画を立てられます。
豊島区役所(都市施設課)への照会
区全体の工事計画や年度ごとの予算配分、今後予定される改修案件などを一括で把握したい場合は、区役所の都市施設課に問い合わせるとよいでしょう。
担当部署を通じて各体育館の工事状況をまとめて教えてもらえるほか、今後の大規模改修の予定についても事前に情報を得ることができます。
床工事を見据えた利用者の注意点と事例
過去には、床の凹凸や目地の隙間が原因でバレーボールのスパイク時に足首をひねってしまった事故も報告されています。
こうしたトラブルを避けるためには、工事後の床材の特性や滑りやすさ、衝撃吸収性能を事前に確認することが重要です。
例えば、全面張り替えを行った体育館では、利用開始直後は床材表面に残る微細な粉塵が発生しやすいため、最初の数日はトレーニング後に水拭きをしてから使用するサークルもあります。
また、部分補修後は補修箇所と元の床材との色や硬さの差が生じやすいため、同じ動線上で足運びを調整する練習を事前に行い、安全確認を徹底する事例もあります。
まとめと今後の展望
豊島区の体育館床工事は施設ごとに規模や工法が異なり、それぞれの特徴を把握して活用方法を工夫することが大切です。
公式サイトや窓口での情報収集を欠かさず、利用者自身が主体的にスケジュールを確認することで、突然の休館や思わぬトラブルを回避できます。
工事後には滑りにくさや衝撃吸収性能が向上し、より快適で安全な環境が整備される見込みですので、リニューアルされた床でのスポーツライフを楽しみに、ぜひ最新情報をこまめにチェックしてください。