今回現場!剣道場に到着
今回の現場は…なんと剣道場!
そう、あの「メン!」「ドウ!」という声が響き渡り、竹刀が火花のようにぶつかり合うあの戦いの場だ。
足音が「ズバン」「ズバン」と鳴り響く、床が主役とも言える空間。
そんな場所の床を任されるってのは、まさに職人冥利に尽きる。
気合い入れて乗り込んだぞ!
道場の空気はどこかピリッとしてて、まだ誰もいないのに「勝負の空気」が漂っているようだ。
そこにこれから、俺たちが魂を込めたフローリングを敷いていくって思うと、もう胸が熱くなるんだよな!
私たちは床専門職人!フローリングのプロ
私たちはフローリングを再生させる研磨塗装だけでなく、下地やフローリング張りまで一式でできる。それがフローリング専門職たる所以だ
よく「内装やさんですか?」って聞かれるけど、いやいや違うんだな。
俺たちは“床を張る”ところから“再生”まで全部やれる、いわば“床のプロ”。
下地づくりから仕上げ塗装までワンストップ。
もちろん今回も、点検口から換気口、そして下地の調整からフローリング張り、研磨、塗装まで一手に引き受ける。
それが俺たち、フローリング専門職人。
床のことなら根っこから知ってるし、どんな現場でも「任せてください」って胸張って言えるのが強み。
何でも屋じゃない、床のことだけを極めた“職人道”がここにあるんだ。
でも、あまり一般の方には馴染みがないんだけど…
今回工事の内容
今回のミッションは、すでに使われてきたフローリングの上に、新しいフローリングを重ね張りするっていう“二重張り”工法。
これ、見た目以上に高度な技術が要るんだ。
段差やたわみをしっかり拾って調整してやらないと、あとで「あれ?ここだけ沈むぞ?」なんてトラブルが起きかねない。
だから、仕込みが命。
ただ重ねるだけじゃない、“活かして塗り替える”ような、いわば“床のリノベーション”だね。
そして最後は、その新しい床を研磨して、新しい道場床に仕上げていくという、ワクワクする流れ。
任務、開始!
剣道場用フローリング張り開始
張るのは剣道場用フローリング。
これがまた、ただの木じゃない。
寸法安定性が高くて、乾燥にも強くて、表面にはクッション性がほんのりある、剣士の足腰を守るために選ばれた樹種なんだ。
まずは床全面にボンドをベタ塗りしていく。
そこからは、もう“職人のショータイム”
一枚一枚位置を見極めながら「バシッ!」「バシッ!」とステープルで固定。
この音がまた気持ちいいんだわ。
まるで竹刀の一撃みたいに、床に魂を打ち込んでる感じ。
張ったそばから美しい木肌が並んでいく光景は、見ててもうっとりしちまう。
リズムよく張っていくのが気持ちいい
午前の冷えもなんのその。
ボンド塗って、板を置いて、ステープルを打って…。気づけば体が軽くなってきて、リズムが出てきた。
こうなるともう止まらない、まさに”ランニングハイ”ならぬ”床張りハイ”状態。
ステープルガンが「バシッ!」「バシッ!」と小気味よく鳴り、コンプレッサーが「ブルルルル…」と唸り始めたときは、もうスイッチが入ってきた証拠。
空気と体と床が一体になって、まるでミュージシャンのライブみたいな感覚。
”リズミカルだっ”
この、ステープルとコンプレッサーと自分の動きと、一体になった感じがたまらなく気持ちいい。「よっしゃ、今日は調子いいぞ!」って声が自然に出る。
いざ!研磨へ
全体を張り終えて、いよいよお待ちかねの“研磨タイム”だ!
でもここからは、いったんテンションを落として集中モードへ。
なにせ削り過ぎたらすべてが台無し。
せっかく張ったフローリングの表情を壊さないように、サンディングマシンの重さを手のひらに感じながら、じっくり、丁寧に滑らせていく。木の香りがふわっと立ち上ってくる瞬間、ああ、やっててよかったって心が満たされるんだよな。
表面がみるみる均されていく感覚は、まさに床が“目覚めていく”ような時間。
研磨完了
研磨完了!
遠くから眺めてみると、まるで鏡のように光をやわらかく反射する美しい下地が広がってる。
まるで床が「ありがとう」って言ってるみたいな、そんな錯覚に陥るくらい。
新しい木肌が顔を出して、これから始まる“剣道の日々”に向けて準備万端って感じ。
床がここまで美しくなると、もう言葉はいらない。
ただただ、ニヤけてしまう。
よくぞここまで頑張ったな、俺。
そして、この床よ、いい舞台になってくれよなって、心の中で語りかける瞬間だ。
剣道床に命を吹き込む
剣道場の床ってのはね、ただ滑らなければいいってもんじゃない。
むしろ滑らなすぎても危険。
適度な“止まり”と“流れ”が共存してないと、剣士の足運びに影響が出る。
だから仕上げの塗装は、慎重に選ばなきゃいけない。
滑りすぎず、でもブレーキも効く。
まさに“絶妙のバランス”を求められる。
一般家庭の床とはまるで違う世界。
だからこそ、塗料の種類や塗り方、乾燥時間まで全部計算して、俺たちは“剣道の床”をつくっていくんだ!
剣道場床の滑り具合の大切さ
剣道ってのは、見てるだけでも息を呑む迫力があるだろ?
バシッと一歩踏み込んで、ガッと竹刀を振り抜く。
その一瞬のために、床がブレたり滑ったりしたら、それだけで試合の流れが崩れる。
つんのめって転ぶなんてことがあったら、それこそ命取り。
だからこそ俺たちは、ただ見た目を整えるだけじゃなく、“剣士の一歩”を支える床を作らなきゃならない。
全力で踏み込んでも安心な、そんな床をね。剣道の迫力の裏には、俺たち職人の技があるんだよ。
クライマックス
「おっと、まだ終わりじゃなかった!」と自分にツッコミを入れながら、最後の大事な仕上げ、そう――ライン取りだ。剣道用のコートを、オイルで描いていく。白線じゃないんだ、これがまた渋いんだよ。木目にそっと馴染むように、でもはっきりとそこに“道場の区切り”を示すライン。この瞬間、ただの床が“剣道場”に生まれ変わる。オイルの匂いとともに、空気が一変する感じがたまらない。「ありがとうございました!」と現場を後にしながら、またひとつ、床に魂を込めた証が残った――明日もまた、床づくりの日々が続くのだ!床職人奮闘記、完!