床研磨塗装はどんな仕事?床職人をやってると
「床がボロボロになってきた…」「床の黒ずみが取れない」「無垢の床..シミができてみっともない」
そんなときの最終兵器が、床研磨塗装。
このフローリングのリフォーム、簡単に言うと「床を薄く削って、キレイに整えて、塗装で再生する」。
床を“一度まっさらにして、新しい命を吹き込む”ってイメージ。
どんな感じかと言うと..
そうだなーみなさん誰もが知ってるのだと、鉛筆を使うと芯の周りが黒ずんできますよねー、でも、鉛筆削りで削ると新しい部分が出てくる。これと同じで、傷も汚れも消していく作業!
「せっかくの無垢フローリングが…って」もう悩まなくていいんです。
まずは削る!サンディングで古い汚れを削り落とす
作業の第一歩は、研磨(サンディング)。つまり木を削る作業!
ここで登場するのが、ドラムサンダーやポリッシャーといった“削りの専門機械たち”。
床の古い塗膜、汚れ、細かなキズ…全部削っていく。
40代の私はどうも、アンチエイジングされているように見えて「木」に羨ましさと嫉妬心を心のどこかで感じ取ってしまう。
研磨後はフローリングの肌がスベスベになって、まるで新品のような状態になるからなんです。
そのあとに塗る!塗装で床を守って、さらに美しく
研磨が終わったら、いよいよ塗装タイム。
ここが職人の腕の見せどころ。
透明なクリア塗装で木の美しさを活かすのも良し、色付きの塗装でイメチェンするのもアリ。
ここでの仕上がりで、床の印象がガラッと変わる。
ちなみに、弊社では低VOC(揮発性有機化合物)の水性塗料も使っていて、安全面にも全力で配慮しています。
床研磨塗装のメリット
- 美観回復:古くなった床が、まるで新築みたいにピカピカになります。
- 耐久性アップ:塗装で保護されるから、キズにも水にも強くなる!
- リペア効果:浅い凹みやキズなら削るだけでリセット可能。まさに床の蘇生術。
どこで使えるの?用途は?バラエティ豊か!
- 体育館:バスケ部もびっくりのツルツル仕上げ
- 教室:椅子のガタガタも、削ればサヨナラ
- 一般住宅:リビングもお客様が集まる場所に復活!
- マンション共用部:人通りの多い場所でも耐久性バッチリ
無垢フローリングとの相性は最強!
特におすすめなのが無垢フローリング。
天然木の一枚板だから、削れば削るほど本来の木目や風合いが出てくる。
まさに「木の呼吸がよみがえる瞬間」。
挽板タイプでも数回の研磨は可能。
削って整えて塗るだけで、その床はまた10年戦える!
気をつけたいポイント!すべての床が削れるわけじゃない
注意点としては、すべてのフローリングが研磨できるわけではないこと。
シートフローリングや突板(表面が極薄の木)は、削ると下地が出ちゃってNG。
だから、事前調査が超重要。
我々職人が現場で「これは削れる」「これは無理」と見極めるんです。
大規模な床には自動研磨機!広い面積もお任せあれ
体育館やホールのような広い面積には、大型の自動サンディングマシンが登場します。
まるで床を滑るロボットのように、無駄なく均一に仕上げていく姿はちょっと感動モノ。
もちろん人間が手仕上げする部分もあるけど、機械と職人のハイブリッドで仕上げるのが昔ながらのスタイル。
私たちは、もう、昭和40年代からこの仕事をやってる!
床をリセットしたいなら、研磨塗装が正解!
床の見た目が気になってきたら、張り替えの前に“研磨塗装”を思い出してほしい。
張り替えよりコストも抑えられて、しかも仕上がりはまるで新品。
木の良さを引き出すこの工法、床を愛するすべての人におすすめしたい。
今日もどこかで、職人として床と向き合いながら、静かに、でも熱く木を削っているのです。
どこかの公共施設で研磨をしている私の姿を見たら声を掛けてください(‘◇’)ゞ