プレフロアーは転倒衝突安全性・歩行感に優れています

   プレフロアーは転倒衝突安全性・歩行感に優れています

床の性能とは?

住宅に必要とされる床の性能とは何でしょうか?あるいは保育園、幼稚園の床に必要とされる性能とは?
2015年11月に日本建築学会から発行された『床性能評価指針』では「建築物の使用者の日常の安全性や居住性」の観点に立って、必要と考えられる性能とその性能評価方法、推奨値が示されました。プレフロアーは「転倒衝突安全性」や「日常的な動作時の床のかたさ」をバランスよく兼ね備えています。

転倒衝突時の床のかたさ

不慮の転倒事故屋内で人が転んでしまった時、床に顔や頭をぶつけて大きな怪我を負う場合があります。頭部が床にぶつかった時のこの様な傷害の起こりにくさを評価したものが、Gという単位で表される「転倒衝突時の床のかたさ」です。『床性能評価指針』では「幼稚園、保育園、学校、病院、高齢者施設など、衝撃に対する耐性が低い幼児や高齢者が利用する各種施設」における推奨値として100G以下が望ましいとされています。私たちは、この「衝撃に対する耐性が低い幼児や高齢者が利用する各種施設」の中に、普段住まわれる住宅も当然含まれるべきであると考えます。

プレフロアーF/RJシステム及びプレフロアーE/RHシステムの場合

F/RJ及びE/RH

各システム測定結果

測定:建築部位部材性能研究会
測定対象 測定位置
A B C
F/RJ 48.2 60.6 58.7
FV/RJ 55.7 66.8 65.1
E/RH 51.9 59.4 59.4

転倒衝突時の床のかたさ測定装置

測定値

転倒衝突安全性の性能値Gs(最大値)の推奨値

※『床性能評価指針(日本建築学会)』より抜粋
床の種類 推奨値 備考
転倒衝突に対する配慮が望まれる床 100G以下 幼稚園、保育園、学校、病院、高齢者施設、
運動競技施設などの中で配慮が望まれる床
転倒衝突を前提とする床 65G以下 柔道場の床など

各種プレフロアーの転倒衝突時のかたさ試験結果

試験結果

エアロビックダンスフロアのかたさ

エアロビックダンス有酸素運動を長時間つづけるエアロビックダンスの様な運動に対し、床が適度なかたさを持たない場合は硬すぎても柔らかすぎても足腰への負担が大きくなり、疲労しやすく、怪我につながる恐れがあります。「エアロビックダンスフロアのかたさ」では、疲労しにくく、傷害が起こりにくいかたさの評価方法と推奨値が示されています。

プレフロアーFV/RJシステムの場合

FV/RJ

FV/RJシステム測定結果

測定:建築部位部材性能研究会
測定対象 測定位置
A B C
FV/RJ 23.3 17.3 20.4

評価指標

評価指標官能検査手法による評価段階(縦軸右)
⑤非常に傷害が起こりにくい
④やや傷害が起こりにくい
③どちらともいえない
②やや傷害が起こりやすい
①非常に傷害が起こりやすい

性能値UF/9.8-1.1DR・DR・TR-1の推奨値

※『床性能評価指針(日本建築学会)』より抜粋
床の種類 推奨値 動作の種類
エアロビックダンスフロア 10以上
30以下
クッション性のあるエアロビックダンスシューズ及び
クッション性の無い履物による運動

プレフロアーFV/RJシステムのエアロビックダンスフロアのかたさ試験結果

試験結果

日常的な動作時の床のかたさ

人は床に常に接しています。立ったり、歩いたり、座ったり、寝転がったりと床の上で様々な動作を行っています。居室であれば素足や靴下、学校や病院では上履きやスリッパで歩きます。保育所や幼稚園では子供が座ったり寝転がったりするでしょう。同じ床であっても素足の時と靴を履いた時では床のかたさの印象は変わってきます。「日常的な動作時の床のかたさ」はその時々の動作時の「居住性」という視点から評価方法と推奨値が示されています。
なお「日常的な動作時のかたさの最適値及び許容範囲」の表では、設計の自由度を過度に制限しないよう「日常的な動作時のかたさの評価指標」の「③やや不適である」までを許容範囲に含んで推奨値が策定されています。設計中の建物の目的に対し、より適切なかたさをお求めになる場合は、「日常的な動作時のかたさの最適値及び許容範囲」の「◇最適値」を目安に床をお選び下さい。

日常的な動作時のかたさの最適値及び許容範囲(グラフ上の◇は最適値を示す)

最適値及び許容範囲

プレフロアーF/RJシステム及びプレフロアーE/RHシステムの場合

F/RJ及びE/RH

各システム測定結果

測定:建築部位部材性能研究会
測定対象 測定位置
A B C
F/RJ 0.92 0.84 0.89
FV/RJ 0.86 0.77 0.80
E/RH 1.00 0.95 0.94

各種プレフロアーの日常的な動作時のかたさ試験結果

試験結果

日常的な動作時のかたさ評価指標

評価指標官能検査手法による評価段階(縦軸右)
⑦非常に適している
⑥かなり適している
⑤やや適している
④どちらともいえない
③やや不適である
②かなり不適である
①非常に不適である

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