フローリングの機能って!?
フローリングには、様々な色や機能性などのバリエーションがあります。
近年のトレンドとしては、板幅は幅広(溝間隔の広いもの)、材質は比較的木目の目立ちにくいバーチ(カバ)やメープル(かえで)、性能面では、お手入れの簡単なものが人気となっています。
また、和室などでは将来のメンテナンス配慮から、板の間の感覚でフローリングを使用して、和室をモダンにするケースも増えています。
フローリングの色としては、空間イメージを印象づける明るい色が好まれ、ナチュラルカラーが根強い人気です。
新築マンションなどでは、白に近いオークベージュや黒に近いダークブラウンなど二極化しているようです。
・快適性
居住空間の快適性を左右するポイントの一つとして「感触」があります。
特に、靴を脱いで素足で床の上を歩くことが少なくない日本では、フローリングの手触り、足触りが重要です。
夏は汗や湿気を吸い、冬は温かみを感じさせる気候に配慮した床材が求められます。
・機能性
機能性のポイントとしては
・丈夫である
・水に強い
・滑りにくい
・音が響きにくい
・お手入れしやすい
どの条件を優先するかは用途によって変わります.
・キッチンや洗面所のような水に濡れたり、油などの汚れがつきやすい場所では、耐水性や耐汚性が求められます。
・小さいお子さんやお年寄りがいる家庭では、安全性の配慮が必要です。
・ペットがいる場合は、キズや臭いの付きにくさ、汚れの落ちやすさなどが重要です。
・デザイン性
インテリアの色彩は、床は濃い目で、壁、天井と上にいくにしたがって明るい色を使用するのが原則です。
こうすることで、天井が高く見え圧迫感をなくす効果があります。
同系色でまとめると落ち着いた感じに、反対色を組み合わせると活動的なイメージを出す事ができます。
床材の色合いとインテリアイメージ
・ライトブラウン系
あらゆるデザインのものでも対応できるオールマイティな色合いです。明るくシンプルで軽快な空間を演出できます。
・チェリーブラウン系
暖かみが感じられ、味わい深い色です。クラシックな家具を配置したり、アジアンな空間を演出できます。
・ダークブラウン系
高級感が感じられるアーバンスタイルや、和モダンな雰囲気に合う色合いです。
スタイリッシュで落ち着いた空間を演出できます。
部屋が広く感じるフローリング選びのポイント
広がり感のあるのは、明るい色目のものです。明るい色は膨張色、暗い色は縮小色といわれるように、明るい色は広く感じます。また、明るい色は光が当たると反射しやすく、さらに広く見える視覚的な効果があります。
また、材料の溝感覚(板幅)でも感じ方が変わってきます。複合フローリングの多くは、縦横に溝を付けた「溝ありタイプ」と「溝なしタイプ」があります。
☑「溝ありタイプ」 一般的に300×1800mmのパネル1枚で使われており、立体感があり木目が強調されます。
溝があるためジョイント部が分かりづらいというメリットがありますが、溝感覚が多すぎるとうるさい感じになります。
☑「溝なしタイプ」 1枚のパネル幅が150mmと細く、縦・横に溝がないため、床面がすっきりとした空間のイメージとなり、溝にホコリがたまることもありませんが、ジョイント部が目立ってしまうという難点もあります。