~床暖の床を仕上げよっ!床職人奮闘記~
朝7時半、現場に到着。
何やら10tトラックが来ている・・
なっ、何だ!担当者に電話・・
「今日、頼んでいた荷揚げやさん、体調悪くなってこれないんだって…」
えっ!俺やるの!置床に使われているパーティクルボード実は・・知る人ぞ知る重量物!その重さ1枚18㎏・・
ただの板かもしれないけど、持ち上げれば「ダンベル並みなんだ」よ😢
しょうがないから・・下の写真の現場に間分けして運ぶ事に・・
朝イチから筋トレ開始とは💦
パーティクルボードをトラックから降ろして腕へと置いてくれるトラックの運送屋さん。
2枚降ろした瞬間に「ズシン」っと重みが。
もはやウェイトトレーニング。
「うおおおおっ…!俺はやれる…!まだいける…!」
5回目までは気合でいけるが、10回目からは無言になる。15回目で目の前がチカチカし、20回目で魂が抜けそうに。
やっと荷揚げ完了・・
時間は11時。俺はもう、使い物にならない。
「…昼飯、どうする?」
「食う前に、まず休憩しよう…」
座り込み、ため息をつく。そう、俺たちは戦ったのだ…。
「えっ午後の作業を早くやれって?」
そんなの、もう考えられない。年寄なんだから・・早飯にさせてくれー!
支持脚部・裏打ち断熱材用パネル加工
午後は裏打ち断熱材を加工。これ東京の職人さんとかが手伝いに来ると珍しがるんだよねっ!
さて、それでは、パーティクルボードの裏に断熱材を貼り付ける作業を進めていこう。
「ん?なんかおかしい?」
「いや、ちゃんと測ったはずだけど…」
カットミスかなぁ~?みっともないからやり直そう。実はこの作業、発砲スチロールを扱うんだけど音とかが苦手なんだよなぁ。あのキュキュッとした音、分かってくれる人もいると思う・・
だから自分にとっては材料と格闘し続けている気分!
作業が終わった頃には、鳥肌が立っていた。
パーティクルボード設置
「パーティクルボード」って何?
ご存知な方も多いと思うが、それは建築関係の人ばかりでしょう。
遠くから見るとクッキー生地みたいに見えるのは俺だけでしょうか?
あと、一つ知ってほしいのが、木のくずを集めて圧縮してつくられているエコな材料ってこと・・
でも、俺たちからするば、地球には優しいけど腰に厳しいんだよね。
誰かには優しいけど、誰かには厳しい、そんな人にはなっちゃいけないな!
みんなに優しくなろうと気づきを得た置床作業でした!
床レベル調整
さあ、次はレベル調整。レーザーレベルで水平を確認しながら、ボードの下の支持脚を微調整。
これがまた、職人の腕の見せどころだ。
「ここ、ちょっと高いな…」
「ちょっと締めるか…いや、緩める?」
ミリ単位の調整が続くが、これがまた楽しい。
何度も微調整し、最終的に 完全に水平になった瞬間、俺は無言で頷いてしまう。
(…決まったな)
まるで名シーンが生まれたかのような空気。
この 「完璧に仕上がった」感 が何ともたまらない。職人冥利に尽きる瞬間だっ!
すべてのパネルを敷き終えた俺たちは、完成した床の上を歩く。
「…おぉ、いい感じだねっ?」「うん、いい。これ、いいよ」
フワフワしない、ギシギシしない、バッチリ水平な床。この 「自分たちで作った床を見るのが」 何とも気持ちいい。
「この後は、床暖房のためのパネル敷きだな」
もう、今日は終わりだから、また明日にするか!
今日も俺たちは、 美しい床を作った のだ…。
床暖房パネル部ダミー合板施工
次の日は、ダミー合板って作業から始まる。
床暖房パネルを敷設した後で行う作業。
そこに ダミー合板 なるものを設置していく…ダミー…
なんかこう、影の存在っぽい響きがある。
主役の床暖房パネルが輝くために、脇役として密かに支えるヤツ。
「こういう裏方仕事、嫌いじゃないぜ…!」
妙な使命感が湧いてきた。
※ダミーをネットで調べてみた!
本物の見掛けをしたもの
床暖房対応フローリング根太張り施工
続いて、床暖房対応フローリング根太張り施工だ。
床暖房の上にフローリングを張る作業、いつもと違う緊張感が沸く。
この作業、フローリングを床暖房パネルの上に釘を使って張っていく作業だが、そこで待ち受けるのは 恐ろしい罠。
床暖房のパイプを釘で打ってしまうと、循環液が漏れ出す 可能性があるという。
暖房パネルの中に 命の水 を注ぎ込んでいるようなものだ。
その一歩間違えれば、床暖房の世界が滅亡の危機に瀕する。つまり、床暖が効かない・・事に
緊張したけど、この日、この現場は何事もなく過ぎ去っていったのでした・・
置床・乾式二重床及びフローリング根太張り施工完了
「……終わった?」
「……終わったな」
誰もいない現場、静かな現場。
こんな時だからこそ自分たちの作品を見つめていても恥ずかしくない・・
そして、俺はそっと床を踏みしめる
「……完璧だ」
拍手が聞こえてきそうだ!
今日も美しい床を作り上げた俺。
「さーて、今日はビールがうまいぞ!帰って呑むか…」
床の上に腰を下ろし、完成した現場で完成を噛み締めたのだった….完