~校舎のOAフロアを施工せよっ!床職人奮闘記~
OAフロアについて問い合わせをくださるお客様には、こんな疑問を持たれている方も少なくない!
それは「OAフロアの施工箇所は、どれくらい平らにしておけばいいんだい? レベリングまで必要なの?」
確かに「どの程度まで下地を整えとけばいいのか?」というのは気になるポイントだと思う。
よければ施工事例の中で解説していくのでお付き合い願いたい。
新設の 高等学校の床工事、いよいよスタート!
今回はフローリングの直張りとOAフロアのダブル施工。
特にOAフロアは、学校のような大規模施設では「支柱調整式」が選ばれることが多い。
さて、この支柱調整式、一体どんな仕組みなのか……?
■ OAフロアには2種類ある!
OAフロアには、
① 支柱調整式
② 置敷式
の2つのタイプがある。今回採用されたのは 「支柱調整式」です!
これは、高さを自由に調整できる支持脚 を設置し、その上にパネルを載せていく工法。
高さをミリ単位で調整できるから、どんな下地でもキッチリ水平!
一方、もう1つの 「置敷式」 は、すでに高さが決まっているパネルを そのまま床に置くだけ。
でも、コンクリート下地が凸凹だったらアウト!
「えっ、なんか床が斜めになってる!?」
「そうなんです、下地のコンクリートがそのまま床の水平に影響しちゃうんです!」
そのため、学校やオフィスなど、広いエリアで確実に水平をとるなら「支柱調整式」が圧倒的に有利なんです!
OAフロア支持脚調整式|墨出し
OAフロアの設置作業において、精度を要する作業。
それが 「墨出し」!
墨出しとは、フロアのレイアウトを正確に計画通り進めるため、パネルや部材がきれいに収まるように位置をマーキングする作業。この工程が雑だと、後々めちゃくちゃ大変なことになる!!
例えば端の仕上がり!
「おい、端っこのパネル、めっちゃ細くなってない?」
「うわ、見た目がダサいし、強度も落ちるぞ!」
そう、適当に割り付けをすると、端っこに極端に細いパネルが来てしまい、見た目も悪く、床の安定性もダウン!だからこそ、最初の計算が重要!これを割り付けという。
OAフロア支持脚調整式|使用パネル及び支持脚搬入
オフィスの床、ただの床じゃない!
日々、人が歩く! デスクやコピー機が置かれる! 配線が通る! そんな過酷な環境に耐える床が求められる。そこで登場するのが、「スチール製OAフロアパネル」!
「え、スチール? 金属? なんかゴツそう…」
と思ったあなた! 実はオフィスに最適な秘密があるんです!
オフィスに求められるのは床は、
✅ 強くて長持ちする床!
✅ 掃除しやすく、常に清潔!
✅ 火災にも強い、安全な環境!
この全てを兼ね備えた スチール製OAフロアパネルは、まさに最適解!
OAフロア支持脚調整式|支持脚設置及びレベル調整
OAフロアの水平性と仕上がりの美しさを決めるカギ、それが 「支持脚の設置」と「レベル調整」 だ!
支持脚の役割とは?
✅ パネルを適切な高さに保ち、配線や設備スペースを確保!
✅ レベル調整機能で、微妙な床の傾斜や凹凸を調整!
✅ 結果、フラットでガッチリ安定したフロアを実現!
もし、支持脚のレベル調整が甘いと…
「なんか歩くとフワフワする?」「デスクがガタつく!」なんてトラブルが発生💦
そうならないためにも、精密なレベル調整が不可欠なんです!
OAフロア支持脚調整式|パネル切り込み及び設置作業
まだあります、OAフロアの設置で 「精度が求められる工程」 のひとつ
フロア材のカット!この作業が雑だと、仕上がりの美しさが台無しになる恐れも!
端の方をリカバリーする材料が付属品として販売しているフロア材もあるが、調整式にはない。
そのため、パネルを並べるだけじゃなく、柱の周りや壁際などは、カットが必要になる。
「おい、ここサイズ合わなくね?」
「ちょっと足りないから無理やり押し込めばいいんじゃ?」
「ダメだ! ガタつくし、隙間ができるぞ!」
カットを間違えたり、甘かったりしたパネルは、後々のトラブルのもとにも!
だからこそ、精密な計測と正確なカットが必要不可欠なんです!
OAフロアスチール支持脚調整式|設置完了
調整式のOAフロアシステムの最大の強みは、高さを簡単に調整できること!
これにより、オフィス環境が劇的に変わる!
■ 高さ調整がもたらす3つのメリット!
✅ ① 配線や設備のメンテナンスが超ラク!
「ケーブルが絡まってる!」「配線の追加、どうする?」
そんなオフィスの悩みを一発解決!
フロアの高さを調整できるから、床下スペースを自在に使えて 設備の点検や増設もスムーズに!
✅ ② 職場スペースのカスタマイズが自由自在!
「このエリアは作業デスクを増やしたい!」
「こっちはミーティングスペースに!」
そんなときも、状況に応じて柔軟にレイアウトが変更可能!
オフィスの成長に合わせて、フロアも進化できる!
✅ ③ 耐久性抜群! 長期使用も安心!
毎日何百人が歩き、オフィス家具が並ぶ環境。
「この床、何年もつの?」と心配になるが、
耐久性に優れた素材 を使用しているから、長年にわたって安定して使える!
強度もしっかりしているので、安心して仕事に集中できる環境を提供!
働きやすいオフィスの床を作るなら、ご相談ください!
ご要望に応じた、フロアシステムをご提案します。
最後に
最後に不陸の問題ですが、結論から言うと、下地はなるべく平らな方がいいけど、OAフロアの種類によっても対応を変える必要があります!
前述していますが、基本的に支持脚式は多少の凹凸があってもOK、置き敷式は下地精度がかなり重要。
一般的な支持脚タイプなら、±5mm程度の誤差なら問題ないでしょう!
ただし、あまりにも凹凸があると、支持脚の調整に手間がかかってしまいますし、施工精度に影響するので注意が必要になります。
✅既存の床が大きく凸凹しているなら、レベリング推奨!
✅スラブに著しい不陸(1cm以上の段差)があるなら、補修やレベリングで整える!
✅支持脚タイプなら、スラブに多少の誤差があっても調整可能!
つまり、「どこまで平らにするか?」はOAフロアの種類によるんです。
もし、具体的に現場を見てほしいとの事があれば、ご相談ください!