~店舗の床まるっと仕上げよ!床職人奮闘記~
朝日が昇る頃、俺たちの施工チームは現場に到着した。本日は、企業様の店舗新築に伴う、床工事だっ。
しかし、そこに広がるのは、窓も扉もない、まるで巨大な鉄の骨組みだけの空間。
「ここが今日の現場か…!」と、心の中で気合を入れた。
広い空間に風が吹き抜け、作業のしやすさと同時に、寒さを感じる。
風が強くないよーにと祈りながら、まずは現場の確認。
段取りを頭に描く。
資材搬入確認
現場を見渡すと、すでにパーティクルボードと支持脚が搬入されていた。
まずはそれらを整理し、適切な位置に置く。
誤って別の場所に置けば、後の作業が滞るため慎重に進める。
材料の数も確認し、不足がないかチェック。
すべて揃っていることを確認したら、次は作業環境を整えるための清掃へ。
施工現場をしっかりと清掃し、作業場を整える。
木くずなど、ほうきと掃除機を使いながら取り除く。
これがしっかりできていないと、気になるので、手分けして取り組む。
整った環境で次の工程へ進む。
支持脚を設置しながら慎重に際根太を固定していく。
ここでのポイントは、水平をしっかり調整すること。
少しでもズレがあれば、後々の仕上がりに響く。
「よし、このくらいだな!」と微調整を加えながら、みんなで手際よく進めていく。
正確な寸法で進めるために、何度も測りながら慎重に作業を進めた。
際根太を設置し、支持脚は調整しながら慎重に作業を進める。
ここでは、壁際の細かい調整が必要になるため、水平や高さを何度もチェックしながら進める。
「ズレると歪む原因にもっ…!」と、細部まで確認しつつ施工を進めた。
レンガ張りでパネルを敷いていく。
この作業はまるで巨大なパズルを組み立てるような感覚だ。
「一枚いちまいズラシテ張れば、次の流れもスムーズになる…!」と、頭の中で次の一手を計算しながら手を動かす。
パネルをしっかりと固定し、その上から合板を捨て貼りし、より頑丈な床へと仕上げていく。
ここで終わりではない!次なるミッション、OAフロアの施工だ。
「この現場、床の宝石箱だー」
オフィス用の床だから、配線スペースを確保しながらレベルを調整し、パネルを敷いていく。
間取りに応じて必要な部分はカットし、数ミリ単位での精密な作業が求められる。
「ここ、もう少しだけ削って…よし、ピッタリ!」と、職人技が光る瞬間だ。
さらに、今回の現場ではフローリング施工もある。
休憩所と床の間に美しい木目のフローリングを張り、部屋全体に温かみをプラスする。
張り方には工夫が必要で、ズレが生じないように慎重に施工。
「この一枚が全体の印象を変える…!」と気を引き締めながら仕上げていく。
また、見切り材を設置し、床に境目をつくる。
なぜなら、床の間をつくるからだ。
「ここまで来たら、あと一歩…!」と最後の仕上げに集中し、施工の総仕上げを行う。
施工全体をチェックし、細かい部分の修正や仕上がりを確認する。
床の水平、継ぎ目の美しさ、各パーツの固定状況などを念入りにチェックし、問題がないかを確かめる。
「完璧な仕上がりにするために…!」と細かい部分まで目を光らせる。
そして、すべての作業を終えたとき、俺たちは現場全体を見渡した。
そこには、鉄骨だけだった空間が、確かな床を持つ実用的なオフィスへと生まれ変わった光景が広がっていた。「よし、完成だっ!」
この瞬間の達成感こそ、施工の醍醐味だ。
仲間たちと頷き合い、次なる現場へと向かうのであった。