「さて、本日は園のフローリング施工!」
朝日を浴びながら現場に到着。
園の子どもたちはまだいないけど、ここがピカピカの床になったら、きっと楽しそうに走り回るだろう。
「よーし、やるか!」
ところが……「……ん?」
施工場所を見渡すと、そこには道具や建材が結構置いてある。
「こ、これでは……施工場所となる床が塞がっているような状態……!」
このままでは張るどころか、スタートラインにも立てない。さて、どうしたものか。
「よし、他の職人さんたちに声をかけよう!」
他の工種の職人さんも作業している。軽天軽間やさん、電気屋さん、大工さん……それぞれ忙しそうだが、ここはコミュニケーションが大事。
「すみません! ちょっとこの建材どかしてもいいですか?」
「おー、いいぞ!」
頼んでみると、意外と快く承諾してくれる。やはり現場では声掛けが大切だ。置床チームで協力して資材を移動し、ついに床(施工場所)が開かれた!
「さて、張るか……ん?」
床をよく見ると、そこには床暖房パネル!「またかっ!!!」
もう床暖があるのは当たり前の時代。でも、油断は禁物。適当にフロアステイプルの釘を打つと、大惨事になること間違いなし。「……慎重に行こう。」
この時ばかりは、床張しながら床とにらめっこする、
釘を打っていい場所とダメな場所をしっかり確認。例えるなら「落とし穴」を回避するため「そろりそろり」と歩く時のようなスリル!きっと伝わらないなぁ💦
「よし、張るぞ!」
ボンドを塗り、フローリングを慎重に敷いていく。
「トントン、トントン!」「パシュッ、パシュッ!」
木が打ち込まれるリズミカルな音が現場に響く。まるで職人たちの演奏会のようだ。しかし、今日はただ張るだけじゃない。
広い空間を効率的に張るために、分業作戦発動!
- 接着剤担当:ボンドを塗る!
- 張り出し担当:最初の一列をきれいに揃える!
- 大張(メイン張り)担当:ガンガン張る!
- 張じまい担当:最後の端をカットしてキレイに締める!
「おい、そっち少しズレてるぞ!」
「すまん、直す!」
「張るペース上げるぞ!」
完璧な息ぴったり……とはいかないが、息(コミュニケーション)が何より大事!
チームワークが合うようになり、どんどん作業が進んでいく!
「……できたぞー!」施工が終わり、広い園の床がピカピカになった。美しい木目が輝き、ツヤも最高だ。「完璧だ……!」これなら子どもたちも気持ちよく走り回れるだろう。みんなで仕上がりを眺めながら、達成感に浸る。「よし、終わった!」
道具を片付け、仲間たちと詰め所に行って、缶コーヒーと一服で称え合う。
「今日もいい仕事したな!」
「園の先生たちも喜んでくれるかな?」
「子どもたちがここで遊ぶのが楽しみだな!」
達成感とともに、次の現場へ向かう職人たち。
私たちフローリング屋の戦いに、終わりはない——!