~環境型のOAフロアを設置せよ!床施工奮闘記~
「プルルルル」「プルルルル」問い合わせの電話が鳴った。「ガシャ」
わし「はい、シモトリです。」
某ゼネコン様「オフィス改修考えているお客様がいるんだけど、エコでサステナブルな循環型OAフロアってお宅扱ってないの?」
わし「は…はい…なんですかそれ??」
この頃は、まだ、エコやサステナブルなんて言葉、全く知らかった。
ただ、今、問い合わせをいただく中で、環境を意識した「オフィスビルのデベロッパーさんや自治体の公共施設担当者さんから」”環境循環型のOAカタログありませんか?”と電話をいただくことが増えてきました。今回の事例は、そんなOAフロアを施工した事例です。
再生材を内部に活用したエコでサステナブルな循環型OAフロア!
一体どんな材料でできているのか?未来のオフィスを支えるこのフロアの秘密、ちょっと覗いてみませんか?
床システムOAフロア!それは床下収納?
オフィスの床の下に、もうひとつの空間があるとしたら…?
何に使いますか?
みなさんの中で思い浮かぶのは床下収納でしょう
実はオフィス用の床にも床下収納があると便利なんです。
その名はOAフロア!別名「フリーアクセスフロア」とも呼ばれ、床の下に床をつくり、配線をスッキリ収納させる優れもの。
パソコンのコードが絡まってイライラ…コピー機のケーブルに台車の車輪がガタン!…そんなオフィスあるあるを改善。
「電気を取るためのコードを差し込む時、真下の床にコンセントが着いてたら便利なのに!」
そんな要望を叶えるのが、このOAフロア。
事務所のリフォームや移転の際に導入する企業が増え、今やオフィスビルの定番に。
でも、どんな風に床が変わるのか、実際に見てみないとイメージが湧きませんよね?
そこで、今回は施工の流れをわかりやすくご紹介します!
置き敷式OAフロア施工(環境対応型)
今回オフィスに採用されたのは、置き敷式OAフロア!
床に並べていくだけで、あっという間に快適空間が完成します。
しかも、フロア材に入っているスリットには秘密が…!
実は、ちょっとした床の凹凸を上手に緩和する頼もしい役割があるんです。
だから、施工スピードもアップ&環境負荷もダウン。
リフォームや移転の際の強い味方!この材料シンプルだけど奥深い性能があるんです。

写真はOAフロアパネルを敷きならべている。配線するための隙間が空いている。そこにパネルを被せていくことで仕上げが貼れるようになる
OAフロアのDIYで気を付けたいこと
実はOAフロアの施工が簡単ものもあり、ご自身で施工される方もいます。
DIYにチャレンジする人もいるくらい施工性に優れているんです。
床にどんどん敷いていくだけで、オフィスの環境がガラッと変わるなんてワクワクしますよね!

スロープを設置している。ビス動かないように固定する。
ただ、ちょっと待ってください!
壁際まで敷いていくと、最後の一枚がピタッと入らない…そう、ここがDIYの落とし穴。
材料のサイズは決まっているので、壁にピッタリ収めるためにはカット作業が必要なんです。
例えば、貼り仕舞いの壁が5m、フロア材が500mm角なら…10枚もカットが必要に!
しかも、カットには電動工具が必要なこともあり、ケガのリスクも。
DIYで挑戦するなら、安全第一で慎重に!手軽だけど奥が深いOAフロア施工、あなたはどう挑みますか?
OAフロア設置に伴うスロープの設置、その目的とは?
「オフィスの床をリニューアル」とOAフロアを敷いたら…あれ?扉が開かない!?
なんてこと、実はよくあるんです。
床を高くするってことは、当然、今までの床より高くなったり低くなったりすると言うこと。
床が低い分にはあまりトラブりませんが、高くしてしまうと扉が開かなくなる事があるんです。
でも、ご安心を!この問題、ちゃんと解決策があります。
一般的にはスロープを設置してスムーズな出入りを確保。
でも、扉が開くスペースを考えてOAフロアを逃がす(カットする)方法もあります。
こうすれば、扉の開閉を邪魔せずにスマートに施工完了!
さらに、段差の解消方法にはもう一つの選択肢も。
それが「框(かまち)」を使う方法。
スロープと框、どちらがベストかは現場次第です!

タイルカーペットを専用接着剤で貼り付けた後に幅木を設置していく。デザイン性を加えるならカーペットの色を部分的に変えることでデザインをつくることができる
OAフロアを敷いたら、いよいよ仕上げのタイルカーペット貼り!
ただ敷くだけじゃなく、美しく割り付けて貼っていくのがポイント。
ここでの完成度が、オフィスの印象をグッと引き締めます。
そして最後の仕上げが巾木(はばき)!
壁際のスキマを埋めて、スッキリとした仕上がりに。
でも、ここでちょっとした豆知識。巾木の種類は床仕上げによって変わるんです!
OAフロアにタイルカーペットを使う場合は、通常ソフト巾木が主役。
これで、足元まで美しく整ったオフィスの完成です!

スロープにもタイルカーペットを貼れば、部屋と一体感ができ、さらに既存床のみぐささが無くなる。
K企業様、いつもOAフロアのご依頼ありがとうございます!✨
「施設内にスロープを設置したい…」
「二重床に変更したいけど、どうすれば?」
「OAフロアを導入したいけど、イメージが湧かない!」
そんな床に関するお悩み、ご相談はメールまたはお電話でお気軽にどうぞ!スムーズな施工で、快適なオフィス環境づくりをお手伝いします。