~コンビニの床をつくれ!床職人奮闘記~
テナントや商業施設で大活躍の置床・乾式二重床、今回はコンビニの床の施工です!
現場でのとあるご相談
…「M土建様」…コンビニの新築を計画してるんだけどさ、レジや冷蔵ケースの配線が多すぎて、どんな床を採用すればいいのかわからないんだよ…。普段はどうやってるの?置床かな?
…「私」…さすがですっ!分かってますね??
コンビニはまさに“床下配線の宝石箱?”ですよね。
レジ周りの電源、冷蔵ケースの配線、セキュリティカメラのケーブル、さらには電動シャッターの制御線まで… いろんな配線が必要になってきますから。置床なら配線をスッキリかわしながら、快適な床環境を実現できます!
バックヤードやレジ周りは、耐荷重性を考えて強化仕様なんかにする場合もありますよ!
本工事では、設備が入る場所にはあえて置床を施工しないという選択もしています。
どんな仕上がりになったのでしょうか…? 床下地工事の施工事例をぜひご覧ください!
配線の邪魔を無くす乾式二重床
今回ご依頼いただいたのは建設会社のM土建様。
施工するのは、ただの床じゃありません!**強度・施工性・遮音性を兼ね備えた”乾式二重床”
床支持材です。
工事の対象となる施設はコンビニです。
多くの人が行き交う場所でも、乾式二重床なら問題なし。
レベル調整もラクラク、ゴムの力で遮音性も確保!
仕上げはタイル仕上げなので、今回行う施工は際根太・置床・12mmの捨て張りまで。
写真を見てくださいコンビニの床の配線量が確認できます。
もし少なって思うなら、それはたぶん焼肉屋さんの店舗をやり過ぎの方!

施工前の床スラブ、ここに支持脚を設置してパーティクルボードを敷きならべていく。
こんなに配線がある?
ちょっと想像してみてください。
コンビニには冷蔵庫・冷凍庫だけでも、デザートコーナー、ドリンクコーナー、栄養ドリンク、アイス、冷凍食品、お弁当コーナーと盛りだくさん!
さらにレジにATM、コーヒーメーカー、電子レンジ… 設備の数がとにかく多い!
そんな大量の設備を支えるのが…床下配線ネットワーク!
昔ながらの壁コンセントだけで対応しようとしたら、延長コードがぐちゃぐちゃで大変なことになりますよね💦でも、置床なら違います! 事前に設備の設置場所が決まっていれば、配線をすぐ近くまでスッキリ通し、さらにコンセントを床から立ち上げておけるんです!
あると絶対便利なフロアコンセント
実際にオフィスでもコンセントを立ち上げておいて、フロアコンセントを設けることが多いです。
せっかくスッキリさせるためにOAフロアを施工したのに、結局「延長コードがズルズル…」なんて光景を見ます。
床下にLANケーブルを通したのに、机の上にはコードの山…これならWi-Fiで飛ばした方がよくない!?
そんな気持ちになっちゃいますよね💦
たしかに、オフィスのレイアウトは仕上がってから決めたいという考えもあります。
でも、だからこそ!事前にフロアコンセントをいくつか配置しておくのがおすすめ!⚡
「デスクをここに置いたら邪魔になるかも?」
「コピー機の位置、こっちがいいかな?」
なんて考えながら、目立たない場所に設置計画を立てておけば、後悔しません!
以外にコンセントの位置ってオフィスの快適さを左右する大切なポイントなんですよ!
裏打ち断熱材で快適さも

床下断熱は裏打ちパネル。建物のよってはウレタンを使うと時もある。
コンビニって、真夏の炎天下でも、真冬の極寒でも、店内に入るといつも快適!
実は床の裏に敷かれた断熱材が大活躍しているんです!
「断熱って壁とか屋根だけじゃないの?」と思ったそこのあなた!
床にも裏打ち断熱材を仕込むことで、エアコンの冷暖房効率がグッとアップ
床下に冷気や熱を逃がさず、外気もシャットアウト! だから、暑い日も寒い日も、コンビニの中はいつでも快適なんですね
…とはいえ、クーラーが寒すぎる問題はまた別の話。
クーラーや暖房といった床上も熱は断熱材があることで、床下に流出されにくく、また床下の冷気や熱気は床上に流入されにくくなります。
クーラーの冷気がしっかりと、床上に留まっているんでしょう。
配管を交わす職人の経験
現場に入ると…「えっ、ここも配管!?」 なんてこと、よくあるんです。
場所によっては配管が多すぎて、支持脚を設置するスペースがないことも。
でも、だからといって「ここは支えられません!」とは言えません。
そこは職人の腕の見せどころ!
限られたスペースの中で、どうやって強度を保ちつつ配管を避けるか…。
まるで謎を解くように考え、絶妙なバランスで納めていく。
これはもう目に見えない職人のセンス。
そして、監督さんとの連携プレーで、現場が仕上がっていくんです。共に作り上げているんです。
捨て貼り工事
パーティクルボードを敷いたら、次は捨て貼り(合板の設置)の工程!
でも、ただ「並べて」貼るんじゃないんです。
ここで重要なのは、床下の配管をしっかり避けつつ、設備機器が入る場所は隙間なく貼っていくこと!
だから、時には貼った後にカットして微調整することも。
また、設備の設置場所にはあえて置床を施工しないことも。
こうすることで、後々の機器の安定感が増し、メンテナンスもスムーズに!
仕上げの納まりは、基本的に壁際と同じように美しく整えていきます。

床の下地となるのは合板、この上が床の仕上げになる。
施工完了
A職人「床の上にいる時間が人生で一番長いな!」
B職人「いや、みんなそうだから…」
そ..そうか?床が地面だとすれば、そりゃーそうだ!
こんな、会話があったものの、ついに…作業完了!!
「やっぱりコンビニ…配管、すごいな。」としみじみ。
でも、もっとすごかったのは…床下換気の焼肉屋さん!
あの時はダクトの迷宮みたいで大変だったなぁ…
そんな思い出話をしながらも、無事にコンビニの床施工完了!明日もまた新たな床工事現場が待っている…!
M土建様、置床・乾式二重床工事のご依頼、誠にありがとうございました!
乾式二重床のことなら私たちにご相談ください
「階下に音が響く…」「床下に通したい設備が収まらない…」「お客様がくつろげる床ってどんな床…」
そんな“あとから困った”を、私たちは何度も目にしてきました。
例えば、ある焼き肉店の新築店舗。
床下に通したかった排気ダクトのサイズが、なんと支持脚のピッチに収まらず、干渉…。
普通なら「設計ミス」で終わる場面も、私たちの現場対応でクリア。
強度を保ちながら、スマートにかわす工夫を凝らしました。
また、別の現場では、小上がりを作りたいけど“足を伸ばせるスペース”がないというご相談。
そこで机の下を小下がり構造にし、くつろぎやすさも動線も両立させた設計に。
「こんなことまで考えてくれるのか!」と嬉しい声もいただきました。
こうした “もっとこうすればよかった…”を日々の現場でこなしています。
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