「よし、今日もやるぞ!」
目覚ましが鳴る前に目が覚める。
職人の身体は、もう現場のリズムを覚えている。
コーヒー片手に車へ乗り込み、エンジンをかけると、スピーカーから流れてきたのは エリック・クラプトンの「Layla」。
朝の気だるさを吹き飛ばすギターリフが響き、自然と気分が乗ってくる。
アクセルを踏みながら、「今日の作業は乾式二重床だ」と気持ちを整える。
いつものBGMで施工モード突入だ!
現場に到着し、荷物を下ろしながら体育室を見渡す。
「おっ、昨日までの作業が綺麗に片付いてるな!」
工具や材料が整理され、広々とした空間が広がっている。
やっぱり片付いた現場は気持ちがいい。「これならスムーズに作業を進められそうだ!」
「さて、ここが体育室か…」
広い天井、壁一面の窓、そしてこれから仕上げるフロア。
子どもたちが走り回る姿が目に浮かぶ。
「体育室って、ただの広い空間じゃないんだよな」
色んな使われ方をする場所だから、床の仕上げがすべてを決める。
「さて、まずは乾式二重床を仕上げるぞ!」
支持脚をセットし高さを調整しながら、床の水平を確保する。
次は捨て貼り。
この合板を敷くことで、床の剛性を高め、後の仕上げ材がしっかり収まるようになる。
「このひと手間が、完成時の仕上がりに差をつけるんだよな」と思いながら、作業を進める。
そして、今日の目玉作業の一つ、ダミー合板!
「この床なら、冬でも足元がポカポカだな!」
子どもたちが寒い体育室で震えないように、快適な床環境になるだろう。
「そして、いよいよフローリング張りだ!」
仕上げの木の香りが漂い始める。
今回使うのはナチュラルな色合いのフローリング材。
一枚一枚、サネ(フローリングの継ぎ目)をしっかり合わせながら貼っていく。「ここでズレると、全体がガタガタになるからな…」と慎重に作業を進める。
トントン…と軽くゴムハンマーで叩きながら、隙間なく仕上げていく。
「よし、この調子でどんどん行くぞ!」
チームワークが冴えわたり、作業がどんどん進む。
「ふぅ…ついに完成だ!」
床全体を見渡すと、木の自然な色合いが、なんとも柔らかい雰囲気を醸し出している。
「この体育室、温かみがあるな。」
「やっぱり、木の良さってこういうところに出るんだよな。
「今回の置床は、軽運動施設用と文教施設用の二種類を使ったんだよな。」
保育室には、弾力性があって、衝撃を吸収するものを採用。
子どもたちが転んでもケガをしにくいようにしてある。
それに比べて、体育室の部分は、適度な弾力を残しつつも、しっかり運動ができるように調整されてる。
場所ごとに最適な床性能がある…長持ちすればいいなと現場を後にしたいのだった。