合板
木材の薄い板を繊維方向が交互になる様に張り合わせて一枚の板にしたものです。
貼り合わせる枚数によって割れや反りといった問題が少なくなります。
複数枚を貼り合わせる事で強度を高めることができます。
見える部分で使用される事はほとんどありませんが、例外として化粧合板があげられます。
単板積層材『LVL』
切削機械を使用し切削された単板の繊維方向を、すべて平行にして積層・接着して造られる木材加工製品です。
主に2㎜から4㎜程度の厚さの単板が使用されていて、積層数は数層から数十層におよぶ製品もあります。
LVLは構造用と造作用に分けられ、造作用は住宅の内装用として建具に使用されることが多いです。一方の構造用は
木造住宅用の建築材料として土台や梁・桁などで多く使用されています。
寸法の安定性や制度に優れ、品質も安定しており用途に応じた寸法の提供ができるといったメリットがあります。
MDF
複合フローリングの下地合板に代え、MDF材を使用した床材で、基本的には、複合フローリングと同様です。
MDFとは、木材チップを蒸煮・解繊した中質繊維版のことで、木質繊維を原料とする成型板の一種です。
接着剤となる合成樹脂を加え板状に熱圧成型してあります。同じ木材チップを原料とするパーティクルボードや配向性ストランドボードに比べて構成要素が小さく、表面だけでなく小口部分も平滑です。
木材同様の高い加工性を持ち、耐久性が高く、木材特有の反りや乾燥割れなどの癖が少なく、均質で極めて安価というメリットがあります。
接着剤の種類、木材チップの樹種、密度の3つの要素を組み合わせることによって様々なタイプのMDFを作ることができます。