上張り工法『重ね張り工法』について
フローリングの上張り工法は重ね張りとも呼ばれます。
根太工法や捨て張り工法と違って既存の床材を残したままフローリング材を施工する方法で、日曜大工やDIYでフローリングを施工される際のもっともポピュラーな施工方法です。
上張り工法『重ね張り工法』の利点
低コストで仕上げられる点や、他の工法に比べ、施工が簡単なのが大きな利点です。
上張り工法『重ね張り工法』の接着剤
ウレタン系のボンド「床職人など」を主に使用いたしますが
低コスト重視で仕上げたい場合に、木工用ボンドを使用される方もいらっしゃいます。
木工ボンドを使用して施工される場合は、充分にボンドを付着させてから施工ください。
既存床材がクッションフロアー(CF)の場合は、必ず剥がしてから施工ください。
CFはビニール素材ですのでボンドが引っ付かない可能性がございます。
上張り工法『重ね張り工法』の構造
構造的には、既存の床組みが根太工法なら捨て張り工法に近い構造
既存の床組みが捨て張り工法なら、捨て張り工法の下地が2重になるだけのことです。
また、既存の床材の高さから、新たに張り付けるフローリングの厚みが増すことでバリアフリーに近い段差になる場合もございます。
逆に、既存の床材の高さがバリアフリーなら、ドアなどの建具の開閉が困難なる場合もございますのでフローリングの厚みを確保できるかご確認ください。