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床職人奮闘記「ギシギシ・ミシミシ」少なくない床鳴りの相談!どんな事例だったのか?

電話が鳴る。「歩くたびにギシギシ、ミシミシ…もう気になって」とお客様。
しかも依頼先は、上越市!現場を見させてくださいと、現調の日を設定到着して靴を脱ぎ、そっと一歩踏み出すと…確かに「ギュッ、ミシ…」という、木がこすれるような音が響く。
静かな部屋ではその音がまるで拡張マイクで拾ったように耳に届く。
床の悲鳴は、そのまま家の歴史を物語っている。
この音を黙らせるのが、今日の俺の使命だ。

2.確かに床なりは難しい

床なり修理は、床職人の仕事の中でもかなり神経を使う。
原因が一つではなく、複数絡み合っていることが多いからだ。
見た目は無傷でも、中では木材や下地が微妙に動き、摩擦で音を出している。
音を消すには、そのわずかな隙間やズレを突き止め、確実に止める必要がある。
経験の浅い頃は何度も失敗し、修理後に音が再発して落ち込んだこともある。

3.DIY商品の影響で難易度アップ!

今はホームセンターや通販で床鳴り対策商品が手軽に買える。
その結果「自分でやってみたけど余計ひどくなった」という相談が急増中。
中には、注入剤が床下でガチガチに固まってしまい、他の部分まで動きが悪くなっているケースもある。
DIY精神は立派だが、こうなると修理のハードルは一気に上がる。
それでも諦めずに頼ってもらえるのは嬉しい。

4.こういった相談もこなしてきた

これまで、体育館、店舗、住宅と、あらゆる場所の床なりを直してきた。
広さ50坪のホールから、たった2畳の部屋まで規模は様々。
床材の種類も無垢材、複合材、クッションフロアと違えば、原因の傾向も変わる。
現場ごとに戦術を変え、数え切れない現場を経験してきたからこそ、どんな床なりでも怖くない。

5.遠方からの依頼も多い

「この辺りには床なり直せる業者がいなくて…」と県外から連絡が来ることも多い。
片道数時間の移動は正直体力的に堪えるが、わざわざ声をかけてもらえるのは職人冥利に尽きる。
長距離ドライブ中は現場の構造図を頭に叩き込み、「あの音は多分…」と作業イメージを組み立てるのが恒例だ。

6.費用は掛かるが…

特殊な工事や遠方作業はどうしても費用が上がる。
それでも「直せるならお願いします」と言われると、絶対に応えたくなる。
お客様にとっては、一度直せば何年も快適に暮らせる投資だと分かっているからこその依頼。
だから手は抜けない。

7.まずは音から原因を探る

床なりの診断は耳と足裏が頼り。
まずは音が鳴るポイントを探し、種類と方向を聞き分ける。
硬い「コツッ」という音は釘の浮き、柔らかい「ギュッ…」は木の摩擦、金属音が混ざれば金物の緩みだ。
今回は複数箇所から「ギュギュッ」という湿った摩擦音。
これは下地とフローリングの接触不良の可能性が高い。

8.今回は注入で対応!

原因を突き止めたら施工方法を決める。
今回は専用ドリルで小さな穴を開け、そこから接着剤を注入して下地とフローリングを一体化させる方法を採用。
ポンプを押すと「キュッ…」という音と共に補修剤が隙間へ広がる感触が手に伝わる。
この瞬間、「効いてるな」と確信できる。

9.繰り返し作業&リペア

注入後は必ず歩行テストを行い、音が消えたか確認する。
少しでも残っていれば再注入。
何度も繰り返し、完全に音を消す。
最後は注入穴を木粉パテで埋め、周囲の色に合わせてリペア。
跡が分からないように仕上げるのは、美容師がカットラインを自然に見せるのと同じ感覚だ。

10.床なり解消!作業完了

完成後、もう一度部屋を歩き回る。無音。
お客様も「え、全然音がしない!」と子どものように何度も往復。
静かな床は、不思議なほど気持ちが落ち着く。
今日もまた、音のしない世界を一つ作った。
工具を片付けながら、自分も思わずスリッパで廊下を歩き回ってしまった。

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