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無垢床の種類と特徴!人気の広葉樹5選と針葉樹3選について解説

無垢のフローリングに憧れるけれど、「どの木が向いているのか分からない」「部屋の用途に合った素材が選べない」と感じていませんか?
無垢床は見た目の美しさだけでなく、肌ざわり・香り・経年変化の味わいなど、人工素材にはない魅力があります。
しかし、素材によって価格や性質が大きく異なるため、ライフスタイルに合わせた選び方がとても重要です。
この記事では、無垢床に使われる樹種の種類と特徴、選び方のポイント、実際に使用する際の注意点までをやさしく丁寧に解説します。

無垢フローリングに使われる木材の種類は「広葉樹」と「針葉樹」に分かれる

無垢フローリング材には、大きく分けて「広葉樹系」と「針葉樹系」の2種類があります。
硬さや肌ざわり、木目、価格帯などに大きな違いがあるため、まずは両者の違いを把握することが大切です。

広葉樹と針葉樹の特徴比較

種類 主な樹種 特徴 向いている用途
広葉樹系 オーク、ウォールナット、チーク、アカシア、栗など 硬くて耐久性が高い。木目が美しく重厚感あり リビング・廊下・玄関など
針葉樹系 杉、ヒノキ、パイン 柔らかく温かみがある。香りや調湿性に優れる 寝室・子供部屋・和室など

それぞれの代表的な樹種を詳しく見ていきましょう。

広葉樹の無垢フローリング材の種類と特徴

広葉樹は木目が詰まっていて硬さがあり、傷がつきにくく長く使えるのが特長です。
リビングやダイニングなど人の出入りが多い場所におすすめされることが多いです。

オーク(ナラ)

耐久性と硬さに優れ、木目の美しさと使うほどに味が出る経年変化が魅力。どんなインテリアにも合わせやすい万能型です。

ウォールナット

濃いブラウンから黒に近い色合いで、重厚感のある高級な空間を演出します。ホテルライクなインテリアやモダンな雰囲気にぴったりです。

チーク

耐水性・防腐性が高く、寸法安定性も優秀。世界的に高級木材として知られ、船舶や高級家具にも使われています。湿気の多い場所にも強いです。

アカシア

濃淡のある個性的な木目が魅力で、近年DIYフローリングにも人気上昇中硬くて傷にも強く、価格帯も比較的手ごろです。

チェストナット(クリ)

硬さと力強い木目が魅力で、素朴な和風・ナチュラル系インテリアによく合います。耐久性・防虫性にも優れています。

針葉樹の無垢フローリング材の種類と特徴

針葉樹は比較的柔らかく、裸足で歩いたときの温かさや弾力、優しい踏み心地が魅力です。
寝室や子ども部屋など、くつろぎ重視の空間に適しています。

軽くてやわらかく、素足に優しい独特のぬくもりがあるフローリング材。調湿効果も高く、住空間を快適に保ちます。反面、傷つきやすいため使用場所の選定が必要です。

ヒノキ

高級和風建築にも多く使われるヒノキは、香り・抗菌性・耐久性に優れています。リラックス効果も高く、長く住む住宅に最適な素材です。

パイン(松)

節のある素朴な見た目で、温かみのある雰囲気が特徴。比較的安価で導入しやすく、カントリースタイルや北欧風のインテリアにも馴染みます。

無垢床材の選び方|用途・見た目・予算から考える

フローリング材を選ぶ際には、使用する部屋・予算・好みのテイストなど、いくつかの視点から検討することが大切です。

部屋の用途で選ぶ素材

リビングや玄関など人の出入りが多い場所では、硬くて傷がつきにくい広葉樹(オーク・チーク・アカシアなど)が適しています。
一方、リラックス重視の寝室や子ども部屋では、踏み心地が柔らかい杉やパインなどの針葉樹が好まれます。

見た目や色合いの好みで選ぶ

ナチュラルな色合いが好きな方にはオークやパイン、深みのある空間を好む方にはウォールナットや栗がおすすめです。
また、節の有無や木目の粗さも樹種によって大きく異なるので、サンプルを取り寄せて比較するとイメージが掴みやすくなります。

予算に合わせた木材選び

無垢材は広葉樹の方が高価になりやすく、針葉樹の方が手頃です。
コスト重視であればパインや杉、高品質を求めるならチークやウォールナットといった選び方が現実的です。

メンテナンスと注意点|無垢フローリングの取り扱いを理解しよう

無垢床は自然素材であるがゆえに、乾燥や湿気による伸縮・反りが発生しやすいという性質があります。
また、傷や水に弱いという点もありますが、それが経年美化として魅力になるとも言えます。

表面塗装による違い

塗装種類 特徴
ウレタン塗装 傷や水に強く、お手入れがしやすい。ツヤ感あり。
オイル塗装 自然な風合いを保てるが、定期的な再塗装が必要。肌ざわりが良い。

ライフスタイルや手間をかけられるかどうかによって、塗装方法も合わせて選びましょう。

無垢床の種類と選び方を知れば、暮らしの質がもっと高まる

無垢フローリングは、素材によって表情も機能も大きく変わります。広葉樹は堅牢で高級感、針葉樹は温もりと柔らかさが魅力です。
それぞれの特徴をしっかり理解し、部屋の用途・好み・予算・メンテナンス性などから選ぶことで、あなたの暮らしにぴったりの床材が見つかります。
無垢材は「使い込むほど味が出る」一生ものの素材です。
ぜひお気に入りの樹種で、心地よい住まいを実現してください。

 

 

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