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床職人奮闘記!体育館床研磨塗装の費用と施工実例を公開

「費用を知りたい」管理者からの一本の電話

電話が鳴る!いつもご依頼いただいている建設会社から都内の私立高校の施設管理者からこんなご依頼があったとのこと。
「予算申請のために、研磨塗装の費用と工事内容の詳細を教えてほしい」
現場はバスケットやバレーで毎日使われる体育館。
表面の摩耗や無数の擦り傷、そして艶の消失が目立つ。
ボールの弾みは鈍く、見た目にも疲れが出ていた。
今回の目的は、競技性と美観を取り戻すための本格的な研磨塗装。
数字と工程を明確に示すことが、まず求められた。

金額以上に大事なのは「中身」

体育館の研磨塗装は、「どのくらい費用がかかるのか」がまず気になる工事だ。
だが、ただ安いだけでは意味がない。
その他の、例えば劣化箇所の張り替えも含めた工事なのか、また、使う塗料でも、耐久性も仕上がりも変わる。
頻度の高い利用なら高耐久仕様+メンテナンス方法(維持管理)
そして何より、工程や材料の透明性は、発注側にとって安心感そのものになる。

朝8時、研磨機の唸りとともに始まる

工事初日、体育館に研磨機の低いモーター音「ウィーン…」が響く。
古い塗膜が削られ、粉となって舞い上がる様子は、まるで長年の疲れを脱ぎ捨てていくよう。


削った後の木肌は白く、指でなぞるとサラリとした素地の感触が返ってくる。
研磨は粗→中→仕上げと段階を踏み、均一な表面を整えてから次の工程へ進む。

塗料を重ね、艶と耐久を育てる

下塗りではパテ埋めした微細な傷を覆い、塗膜の土台を作る。
中塗り、上塗りとスポーツ用高耐久水性ウレタンを重ねるたびに、艶が増し、光が柔らかく跳ね返るようになる。
塗布中は樹脂の甘い香りが広がり、乾燥を待つ間にも床が新品同様の明るさを取り戻していくのが分かる。
塗布間隔や乾燥時間は温湿度計で管理。これにより、塗膜の強度と仕上がりの均一性を確保した。

今回の施工

費用と工期の実例

完成後の反応

仕上がった床を見た管理者は、「これであと10年は安心して使える」と納得の表情。
普段から使っている部活の生徒たちも、ドリブルの弾みや足の感触の違いにすぐ気づき、「跳ね返りが軽くなった!」と笑顔を見せた。
数字の裏には、職人の手間と細部への気配りが詰まっている。
そのことを改めて感じてもらえた瞬間だった。

さいごに

費用の数字は単なる金額ではない。
そこには、材料の選定、工程の工夫、そして仕上がりを左右する職人の経験が積み重なっている。
適正な投資は、長く使える床を育てることに直結する。
さて、次は床張替えの費用と工期を、実際の現場を例に詳しく解説する番だ。

 

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