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置き床における耐震性の重要性と対策方法

置き床とは?基礎から理解する構造の仕組み

置き床(おきゆか)とは、鉄筋コンクリート造の床スラブ(構造体)とは別に、防振ゴム付きの支持脚を設置し、その上にパーティクルボードなどの床パネルを張って仕上げる工法です。
通称「乾式二重床」とも呼ばれ、マンションやオフィスビル、公共施設などでよく採用されています。
この構造により、床とスラブの間に空間ができるため、配管や電気配線の収納が容易になるほか、防音性や断熱性の向上も期待できます。
近年はバリアフリー化や快適な室内環境の実現を目的に、一般住宅でも導入が進んでいます。

耐震性のある置き床製品の代表例と特徴

近年、地震対策の観点から、耐震性を重視した置き床製品が増えています。以下に代表的な製品を紹介します。

これらの製品は、震動エネルギーの分散構造や、支持脚の安定性確保といった構造工夫により、耐震性を高めています。

置き床のメリットと耐震性の関係

メリット一覧

耐震性との関連

置き床構造の中でも、耐震対策が施された製品は、支持脚のぐらつきや揺れの吸収、床材のずれ防止などが強化されています。
地震発生時には、床自体が衝撃を分散し、建物全体への影響を緩和する働きがあります。

置き床のデメリットと耐震上の注意点

耐震対応をするには、以下の点を意識しておくことが重要です:

耐震対応置き床の活用シーンと導入事例

耐震性能を備えた置き床は、以下のような場所で効果的に活用されています。

まとめ:地震対策としての置き床選び

置き床工法は、単なる床材の選択だけでなく、建物の快適性・安全性を左右する重要な要素です。
特に日本のような地震多発国においては、耐震性の高い製品を選ぶことが、将来の安心につながります。
リフォームや新築時に置き床を採用する場合は、必ず「耐震対応製品」かどうかをチェックし、専門業者とよく相談の上で設計・施工を進めることをおすすめします。

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