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マンションの床は二重床?直床?自分でできる見分け方とチェックポイントを解説

マンション選びやリノベーションを検討する際、「この部屋は二重床?それとも直床?」と気になる方も多いのではないでしょうか。床の構造は、住み心地や遮音性、リフォームのしやすさに大きく関係します。

この記事では、専門的な道具がなくても、内見時や入居後に自分でチェックできる「二重床と直床の見分け方」を丁寧にご紹介します。サッシの高さや足裏の感覚、床材の種類など、誰でもできるポイントを押さえて、理想の住まい選びにお役立てください。

そもそも二重床と直床の違いとは?メリット・デメリットを簡単に解説

まず、二重床と直床の構造的な違いを押さえておきましょう。これを理解しておくと、見分け方の理由もより納得できます。

二重床(乾式二重床)とは?

床スラブ(コンクリート)と仕上げ材(フローリングなど)の間に「支持脚(ボルト脚)」で空間を設けて、床パネルを設置する構造です。

直床とは?

フローリングなどの仕上げ材を、コンクリートスラブに直接貼る(直貼り)工法です。

見分け方①:サッシと床の高さを見比べて判断する

窓際の「サッシの下枠」と「室内の床面」との高低差は、床構造を見極めるうえでとても有効な手がかりになります。

チェック方法:

このチェックは、リビングの掃き出し窓(バルコニーに出る大きな窓)などで見ると特に分かりやすいです。

見分け方②:かかとで床をトントン叩いてみる

内見時にスリッパや靴を脱いで、かかとで床を軽く叩いてみるのも、構造を感じ取るための簡単な方法です。

チェック方法:

この方法は誰でも簡単に試せますが、家具の近くや壁際などは反響の仕方が変わることもあるので、部屋の中央付近で試すのがベターです。

見分け方③:床材の種類や踏み心地で判断する

床材の種類や歩いたときの感覚も、床構造の判断材料になります。とくに遮音フローリングの特徴を知っておくと、見極めやすくなります。

チェックポイント:

感覚に頼る部分ではありますが、床材の厚みや素材感を観察することで判断材料にできます。

見分け方④:ベランダの床の高さを確認する

ベランダの床面(コンクリートスラブ)と室内の床面との高低差も、床構造の判断に役立ちます。

チェック方法:

バルコニーに出る際の“つまずきやすさ”も、ひとつの感覚的な判断材料になります。

自信がないときは専門家と一緒にチェックを!

ここまで紹介した方法は、内見や現地確認の際に自分でもできる見分け方ですが、必ずしも正確とは限りません。建物の構造や年代、リノベーションの有無などにより、例外もあります。

そのため、リフォーム前提で中古マンションを購入する場合や、遮音性・快適性を重視したい方は、可能であれば内覧時に住宅診断士や建築士に同行してもらうことをおすすめします。

→ 特にフルリノベーションを検討している方は、床の工法によって配線や床暖房の可否、施工費用が大きく変わるため、事前確認がとても重要です。

まとめ:見分けポイントを知って、理想の住まい選びに活かそう

マンションの床が「二重床」か「直床」かは、住まいの快適性や将来のリフォーム計画に大きな影響を与えます。サッシの高さ、足裏の感覚、床材の特徴、ベランダとの段差といったチェックポイントを知っておくことで、現地での判断がしやすくなります。

完璧に見抜くことは難しいかもしれませんが、複数の視点で確認することで、より精度の高い判断が可能です。購入やリフォームの前にしっかりと確認し、自分に合った住環境を選びましょう。

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