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置き床にコンパネを使うのはアリ?用途・注意点・施工ポイントを解説

置床・乾式二重床工事後、コンパネ捨て貼り施工

 置き床の施工を検討しているときに、「コンパネを使っても大丈夫?」という疑問を持つ方は少なくありません。この記事では、置き床におけるコンパネの使用可否や、そもそもコンパネの特徴、置き床との相性、施工時の注意点まで詳しく解説していきます。

コンパネとは?その特徴と主な用途を理解しよう

コンパネとは「コンクリートパネル」の略称で、もともとはコンクリートの型枠として使われるために開発された合板です。木材の端材を接着剤で圧着して作られ、表面は滑らかに仕上げられています。安価で耐水性が高く、加工もしやすいことから、建築現場だけでなくDIYやトラックの荷台の床材など、さまざまな場面で活躍しています。

一方で、仕上げ材として使うには見た目が粗く、防音性・断熱性には欠けるというデメリットもあります。

置き床とは?その仕組みと施工のメリット

置き床とは、床面を支える下地材(支持脚など)をコンクリートスラブの上に設置し、その上に床材を施工する工法のことです。支持脚は高さ調整が可能なため、床を水平に保ちやすく、また床下に配線や配管スペースを確保できるのが大きな特徴です。

このように、置き床工法は機能性・施工性に優れており、特にマンションや商業施設などでよく採用されています。

置き床にコンパネを使うのはアリ?メリットと注意点

結論から言えば、置き床の下地材としてコンパネを使うことは可能ですが、条件付きでの使用が望ましいです。構造材としての強度や耐久性は問題ありませんが、仕上げ材として使うにはいくつかの注意点があります。

メリット

注意点

コンパネを使った置き床の施工手順とコツ

実際にコンパネを置き床に使う際の基本的な手順を見ていきましょう。

  1. スラブに墨出しを行う:支持脚を設置する位置をマーキングします。
  2. 支持脚の設置:高さを調整しながら、ビスや接着剤でしっかりと固定します。
  3. 遮音材や断熱材の敷設(必要に応じて):床下の機能性を高めるために敷き詰めます。
  4. コンパネを敷く:ジョイント部分をずらしながら、コンパネを配置します。
  5. ビスで固定:目地部分が浮かないよう、丁寧にビスで止めていきます。
  6. 床材を仕上げる(必要に応じて):上にフローリングやクッションフロアを施工します。

このとき、コンパネ同士の隙間を1〜2mm程度空けることで、湿気や膨張に対して余裕を持たせることが重要です。

コンパネ以外のおすすめ下地材と使い分け

コンパネの他にも、置き床に使用できる下地材は多数あります。

用途や求める性能に応じて、最適な下地材を選ぶことが成功のカギです。

まとめ

置き床にコンパネを使用することは、コストパフォーマンスの面では非常に魅力的です。しかし、防音性や仕上がりの美しさなどの面では、適切な対策や補足材の使用が必要となります。最終的には、使用する場所の条件や目的に合わせて、コンパネを賢く取り入れるかどうかを判断しましょう。

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