仕上げ材に応じた使用方法
プレフロアーの仕上げ材は、木質フローリングだけにしか対応していないのでしょうか?
いいえ、プレフロアーはちょっとした工夫で、畳、CFシート、絨毯、カーペットタイルといった軟質仕上げ材から、無垢フローリング、石材、タイル等といった硬質で柔軟性に乏しい仕上げ材まで施工可能です。
畳の場合
CFシート・絨毯・カーペットタイルの場合
絨毯やカーペットタイルはマンションの中廊下、ホテルなどの部屋に使用されるケースが多く、プレフロアーのベースパネル間の隙間を隠すため、捨張合板を使用することで施工が可能です。
無垢フローリングの場合
また、合板基材の複合フローリングであっても幅145mm未満の複合フローリングの場合には、強度上捨張合板が必要となります。
※捨張合板の必要の有無はフローリングメーカー様の施工要領書が優先されます。必ずご確認下さい。
石材・タイルの場合
※石、タイルの接着剤は櫛目ゴテでの施工を推奨します。
※上記の推奨納め割れにくくする方法のご提案であり、割れないことを保証するものではありません。
※プレフロアーFS/RJシステムの場合、遮音シートはベースパネルと下層の捨張合板の間に入れます。
石材・タイル、温水式床暖房の組み合わせ
※上記の推奨納めは割れにくくする方法のご提案であり、割れないことを保証するものではありません。
※プレフロアーFS/RJシステムの場合、遮音シートはベースパネルと下層の捨張合板の間に入れます。
TES温水式床暖房システムを入れる場合
温水式床暖房パネルは、熱の発生により周辺の木質部材が乾燥してしまいます。含水率が低くなることで、パーティクルボードや複合フローリングは収縮するため、温水式床暖房パネル下には、捨張合板9mm以上(エコステップ工法では8mm)の施工が必要となります。
※防振アジャスターの間隔は、通常施工の612mm×458mm間隔のままとなります。
※床仕上げ材には、床暖房対応式の仕上げ材をご採用ください。
※上記の推奨納めは床の伸縮による問題を発生させ難くするものであり、伸縮させないことを保証するものではありません。
エコステップ工法を用いたTES温水式床暖房システム
※床仕上げ材には、床暖房対応式の仕上げ材をご採用ください。
※上記の推奨納めは床の伸縮による問題を発生させ難くするものであり、伸縮させないことを保証するものではありません。
ピアノ・本棚などの質量物への補強方法
グランドピアノの質量は約350kg、アップライトピアノの場合は約250kg程度と言われています。プレフロアーは、転倒衝突安全性や、下階への遮音性を持たせるために防振ゴムを備えており、積載荷重200kgf/㎡、局部集中荷重100kgfまでの想定で作られております。
防振ゴムは設置された質量に応じた「たわみ」を生じます。ピアノの設置により、すぐにプレフロアーで施工した床が壊れてしまうことはありませんが、人がその傍らを行き来したり、家具が隣接して置かれたりすることを考えると、予め下記のような補強を行うことをお勧めしています。
※推奨納めは、たわみを小さくする方法であり、その構造上たわみを全く無くすことはできません。